無垢材の温もりと心地よさに包まれた癒しの住まい
コーディネート | すまいポート21水戸 |
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設計・施工 | 住友林業 株式会社 |
家族構成 | ご夫婦+お子様 |
敷地面積 | 476.72㎡(144.20坪) |
延床面積 | 123.28㎡(37.28坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 家事動線自然素材 |
設計コンペ開催日 | 2013年06月23日 |
竣工日 | 2014年03月24日 |
掲載日 | 2023年01月10日 |
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外観
コーラルピンクの壁にボルドー色の屋根がひときわ目を挽くI様邸。搭載太陽光パネルは3.7kW
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ユーティリティスペースと洗面室
キッチンから一直線に繋がる家事のユーティリティスペースと洗面室、奥が浴室。これで日々の家事も楽々
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玄関ホール
壁の縦格子が隣接する和室へと違和感なく誘う玄関ホール。壁の向こう側は2階への階段となっている
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階段下収納
階段下収納は、キッチン側からも出入りができるスグレモノ。ご夫妻も予想以上に使いやすいと絶賛
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LDK
ダウンライトで天井すっきり、ハイドアで解放感を演出したLDK
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インテリア
コーディネイターにより、外壁や屋根色に合わせ赤紫系統の色味にまとめられたインテリア。オーク材の床は床暖房です
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エントランス
施工会社選びの決め手のひとつだったというエントランスのウォークインクローゼット。ロールスクリーンは屋根と同色
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リビングの収納と入口扉
リビングの収納と入口扉は天井高までのハイドアにし、かつTV台を挟みシンメトリーになるように設計
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ウッドデッキ
リビングから段差なしで繋がる屋外のウッドデッキ。秋には夕涼みやお月見に利用するのを楽しみにしているそう
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作業用デスク
階段ホールに設けられた作業用デスクは、洗濯物を片付けるのに便利。陽当りの良い室内干しスペースも充分に確保
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真壁造りの和室
柱は檜。床の間には欅を使用。現在は客間として使用していますが、将来的には仏間で利用する予定とか
STORY
洋風に違和感なく和を取り込む見事なデザイン力
オーク材の床がつくり出す寛ぎの空間
のどかな田園風景を背景に、住宅地の中、存在感のあるサーモンピンクの壁を持つI様邸。プロヴァンス風の洋風な佇まいは、I様ご夫妻、特に奥様が切望したスタイル。
4社からのプレゼンを経て、ご夫妻が選んだプランの決め手は、標準施工で耐震等級3以上であること。
そして生活動線と家事動線を考えた間取りと標準仕様でできる設備、使い勝手の良い収納スペースの提案だったそうです。
「正直、大手建築会社は価格が高いイメージがあって何となく敬遠していましたが、実際のプレゼンでは、設計士さんや営業さんの提案力が良くて信頼できました。」
このように語るご夫妻が一番こだわったのは、生活や家事動線をメインに考えた間取り。それが良くわかるのは、1階のキッチンから一直線に続く、家事のユーティリティスペースと洗濯機のある浴室洗面です。ここには、忙しい朝に料理をしながら洗濯するのにスムーズな家事動線が見えてきます。
また、2階バルコニー前の階段ホールに設けられた、作業用デスクと室内干しスペースも便利。
デスクでは、洗濯物の片付けやアイロンがけができ、室内干しは雨の日に大活躍。また、遠方への外出時でも南に面しているので帰宅後にはきちんと乾燥しているという算段です。
施工会社の提案により生まれた部分は、まずエントランスに表れています。
玄関を入ると目に入る正面の壁に設置された縦格子。これは洋風な佇まいの中、入口を入ってすぐ左手には和室があることを暗示させるものです。
ご夫妻こだわりの和室は、檜柱と京壁の真壁造り。このため、洋風スタイルの中で違和感なく和を演出する方法として、縦格子を活かしたのです。
また、室内全体を通し、キーカラーが統一されていることがわかります。
例えば、収納を目隠しするロールスクリーンや部屋にかかるカーテン、家具の色味、壁色、和室の畳縁など様々ですが、これらはすべて屋根色と同系統の色となる、赤紫系を基調とした色味となっています。
「この内装の統一感は自分たちでは出せませんでした。営業さんと設計士さんだけでなく、インテリアコーディネイターの方も家造りに参加してくれたので助かりました。私たちが伝えたことも、きちんと反映されていて、大満足の家になりました。」
と笑顔で語るご夫妻。
設計コンペを利用したことでご夫妻は求める家を見事につくりあげられたのです。