穏やかな時間が流れる無垢の家。太陽光発電を搭載した家計に優しい住まい
コーディネート | すまいポート21水戸 |
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設計・施工 | デザイン工房 HOUSE BOX |
家族構成 | ご夫婦+お子様2人 |
敷地面積 | 398.92㎡(120.67坪) |
延床面積 | 104.33㎡(31.56坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 子育て家事動線自然素材 |
設計コンペ開催日 | 2016年03月29日 |
竣工日 | 2017年01月17日 |
掲載日 | 2023年04月23日 |
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外観
和のテイストを取り入れたいという、ご主人の要望を叶えた黒×朱の外観。印象に残る粋なデザインです
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和室
シナべニアを目透かし張りにしたオシャレな和室。オレンジの壁と、明かりとりから差し込む柔らかな日差しが優しい空間を演出
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ダイニング
造作のダイニングテーブルは家族が寄り集まって食事がとれるトライアングル型。距離が近いから会話も弾みます
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吹き抜け
2階から吹き抜け越しに家族の様子を見るのもご主人の喜びのひとつ
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LDK
こだわったのは開放感。心にゆとりをもたらす寛ぎに満ちたLDK
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ダイニング
ダイニングテーブルからは部屋が一望。子ども達もキッチンに立つママの気配を感じながら、本を読んだりおやつを食べたりと、安心して過ごせます
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寝室
寝室とウォークインクローゼットを隔てる壁は、一部をスクエアに切り取ることで、デザイン性を高めるとともに、光と空気の循環も促しています
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ウッドデッキ
室内の一部としても使用できるLDKの床と高さを合わせたウッドデッキ。広いウッドデッキでのんびり過ごすのが家族の憧れだったとか
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階段上
階段上には、物干しを設置してデッドスペースを有効活用。2階の廊下から簡単に干すことができます
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玄関クローク
アウトドア用品をたっぷり収納できる玄関クローク。土間をL字型にすることで、カッコ良い空間に仕上がりました
STORY
家族がのびやかに暮らせる住まい
つくり手の気配りがあちこちに。日々驚きと感動に出会える住まい
引き締まった印象を放つ黒と朱で彩られたO様邸は、和の要素を取り入れたいと言うご家族の希望を斬新なスタイルで叶えたハイセンスな一棟。
室内は外観とうってかわって、家族が心安らげるように無垢材を多用した穏やかで優しい印象に仕上げました。最もこだわったのが、のびのびと暮らせる開放感溢れる住空間。限られた空間で高い開放感を得られるよう、LDKに大きな吹き抜けを設け、視界が抜けるよう大きな窓を配しました。おかげで、日の光も十分に取り込めるため、室内はいつもたっぷりの光で満たされています。
部屋を見渡せるオープンな間取りは奥様のこだわり。
まだ幼い子ども達が部屋のどこにいても見守ることができるよう、キッチンから部屋中が一望できるようにしました。さらに、開放感を演出しているのがLDKとつながるウッドデッキ。LDKと床の高さを合わせることで、部屋の一部として使用することができます。
また、心安らげるよう、木の温もり溢れる空間づくりにもこだわりました。床には素足に心地よい無垢材をセレクト。和室やキッチンの壁にさりげなくあしらわれた目透かし張りのシナベニヤなど、室内のあちこちに自然の温もりを感じます。
ご主人のこだわりが活かされた和室は、空間をさりげなく間仕切りできる小上がり式。
和室の玄関側に明かりとりを設置したことで、室内の柔らかい光が玄関に漏れ、帰宅した家族を温かく迎えます。
この他にも、汚れを気にせずアウトドア用品をたっぷり収納できる玄関クロークや、階段のデッドゾーンを活用した物干し、階段で行き来が可能な小屋裏など、デザイン性と機能性を兼ね揃えたプロならではの工夫がたくさん。特に、庭に設けた木製のフェンスは、道路を歩く人のアイストップになり、玄関側から部屋の中が丸見えにならないという利点も。
「こんなところまで考えているんだ! と、日々驚きと感動でいっぱいです」とご主人。
奥様も「家族のことをしっかりと考えてつくられているので、住めば住むほどしっくりとなじみ、家に愛着がわいていきます」とご満足の様子。
笑顔でいっぱいのご家族は、この家で、たくさんの素敵な思い出を紡いでいかれることでしょう。
いばらきの住まいづくりVol.10掲載