無駄なくコンパクトながら開放感のある家
コーディネート | すまいポート21水戸 |
---|---|
設計・施工 | デザイン工房 HOUSE BOX |
家族構成 | ご夫婦 |
敷地面積 | 216.07㎡(65.36坪) |
延床面積 | 109.90㎡(33.24坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | |
設計コンペ開催日 | 2015年12月27日 |
竣工日 | 2016年11月19日 |
掲載日 | 2023年05月02日 |
-
外観
屋根はガルバリウム鋼板、外壁はサイディングを採用した外観。白と黒のコントラスト、ルーバーのバランスが絶妙
-
玄関
斜めに配置された引き戸の玄関は出入りが楽々。バイクを収納できるビルトインガレージも隣接しています
-
玄関
和モダンな雰囲気が漂う玄関。花などを飾る飾り棚を造作。身だしなみがチェックできる開閉式のミラーは使い勝手抜群です
-
ウッドデッキ
LDKや和室などからダイレクトにつながり、アウトドアリビングの役割も果たすウッドデッキ
-
LDK
一番長く時間を過ごすLDKはオープンで開放的な空間に
-
造作のドレッサーコーナー
階段下のスペースを活用した造作のドレッサーコーナー。キュートな花柄のアクセントクロスがLDKのフォーカルポイントになっています
-
LDK
LDKはほとんど間仕切り壁を作らず、オープンな空間を目指しました
-
アイランドキッチン
ゆったりとしたアイランドキッチン。斜めに配置されたガラス張りの壁の奥には使い勝手の良いパントリー
-
トイレ
トイレには、爽やかなティファニーブルーのクロスを採用しました
-
造作カウンターテーブル
アイランドキッチンのカラーに合わせた三角形の造作カウンターテーブルは移動も可能です
-
和室
和室の出入り口は斜めに配してあり、視覚的にも広さを感じる空間に
-
2階ホール
2階ホールはセカンドリビングとしても使えるフレキシブルな空間
-
寝室
疲れを癒すシックな色合いの寝室。壁の一部と天井に取り入れたヘリンボーン柄のクロスがアクセントになっています
STORY
ご夫婦と建築会社の互いの感性が響き合う洗練された家
「一番こだわったのは外観。色は黒っぽくて、あまり見かけないような変わったデザインにしたかったんです」。
設計コンペで提案され、心を奪われたという外観は、見る方向によって表情が異なる個性的なつくりをしています。中心は白、その両サイドは黒でカラーリングし、スタイリッシュさを演出。ウッドデッキや、LDKの目隠しのために設置されたルーバーも洗練された印象を生み出しています。
本来は平屋が希望でしたが、隣の空き地に家が建つことを想定し、光を取り入れるために2階建てに変更しました。しかし、家族や友人が泊まりに来たときの客間としても活用できる和室や、ご夫婦の寝室も1階に配置し、2階を使わなくても生活ができる間取りにしています。
リビング上部は吹き抜けとなっていて、大きなFIX窓から柔らかな光が降り注ぐ開放的な空間です。LDKは間仕切り壁や建具をあまり設けず、オープンなスペースに仕上げられています。
リビングからつながるウッドデッキは、ルーバーで囲われているので外からの視線を気にせず、アウトドアリビングとしても使えます。また洗濯物を干しても外から見えないため、外観のイメージが変わることはありません。しかも洗濯機がある脱衣所との距離も近く、生活動線がコンパクトなこともポイントです。さらにパティオのような役割も持ち、LDKだけでなく隣接する寝室や和室にも光と風を届ける、機能美を持つスペースです。
元々使用していた家具のサイズに合わせて、壁のサイズや棚を設置。階段下のデッドスペースも奥様のドレッサーコーナーや、寝室の家具スペースに活かしました。玄関や和室は斜めに配して、間口を広く取り、奥行きをもたらしています。ロフト風の2階ホールには、造作のカウンターや本棚、納戸もあり、セカンドリビングとしても活用でき、ご夫婦共有の自由な空間となっています。その他、要望していたバイクを収納するビルトインガレージや、奥様のセンスが光るアクセントクロスも多用し、理想の住まいが完成しました。
「打ち合わせは、いつも和気あいあいでした。相性の良い建築会社さんと一緒に、住みやすい家を建てられて、本当に良かったです。楽しい住まいづくりができて大満足です」。
いばらきの住まいづくりVol.11掲載 ひたちなか市 N様邸