スイス漆喰の塗り壁と無垢材 海の似合う家
コーディネート | すまいポート21アミューあつぎ |
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設計・施工 | 前田工務店 |
家族構成 | ご夫婦+お子様1人 |
敷地面積 | 140.06㎡(42.36坪) |
延床面積 | 76.69㎡(23.17坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 子育て自然素材趣味 |
設計コンペ開催日 | 2016年02月14日 |
竣工日 | 2016年08月13日 |
掲載日 | 2017年09月05日 |
STORY
T様邸が建つのは、閉静な住宅街の中に新しく開発された分譲地の一角。
土地の南側には防風林の松林、その先には砂浜と相模湾が広がる海辺の家とも言える恵まれたロケーションを誇る場所です。
「海の似合う家」を希望されていたこともあり、外観はすっきりとした白が印象的なスイス漆喰の塗り壁に。玄関周りだけを無垢材仕上げとすることで建物の白が映え、青空や海が似合うスタイリッシュな外観が提案されています。
間仕切りが少ない空間を希望されていたこともあり、リビング・ダイニングやキッチンはもちろんのこと、2階のプライベートスペースに至るまで、全体がひとつにつながったようなオープンな空間構成になりました。その開放的な雰囲気は室内だけに留まらず、リビングのワイドサッシをフルオープンにすることで、屋外のウッドデッキとリビングがひとつの空間となるような工夫もされています。
2階はフリースペース、寝室、納戸というレイアウト。
フリースペースは畳敷きとなっており、これはベビーマッサージのインストラクターでもある奥様がここで教室を開催することを見越しての選択です。
また納戸の上部はスキップフロアになっており、現在はお子様の遊び場として利用。
さらに2階の各空間を仕切るのは高さ1.8mほどの間仕切壁のみで、天井までの壁やドアがあえて設けられていません。
しかし適度な間仕切壁のおかげで、プライバシーを維持しながらもオープンな雰囲気が創出されています。家の内装は、木の床や階段の塗装、珪藻土の壁の仕上げなどは、ご主人が手作業で行いました。
家が完成するまで9ヶ月ぐらいかかりましたが、後半の4ヶ月は週末ごとに通って壁や床を仕上げていました。友人や現場の職人さんが手伝ってくれたこともあり、大変ながらも楽しい作業になりました。
かながわの住まいづくり Vol.9 掲載