新しい街で始まる 快適でこだわりのある暮らし

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  外観

  落ち着いた佇まい。玄関は場所を取らないスライドドア

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  リビング

  1階の床はアカシアの無垢材を使用。四季を通して快適なリビング

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  書斎

  ２階の一角にある書斎。家族の気配を感じながら過ごす自分時間

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  坪庭

  外からの柔らかな風が緑を優しく揺らす、手作りの坪庭

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  ダイニング

  キッチンから洗面スペースへのコンパクトな動線。家事の手間を考えた回遊空間

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  リビング

  階段を上がるとそこは、光のたっぷり入る開放的なリビング

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  寝室

  寝室にはスキップフロアを活かしたウォークインクローゼットで、収納空間をたっぷりと

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  ミニキッチン

  ミニキッチンはインテリアにもなるようなお洒落な空間。2口コンロで使い勝手抜群

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  キッチン

  調理台の広いＬ字型のキッチン。調理のしやすさと収納の良さで選びました

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  和室

  隅々までこだわった、真壁仕様の本格的な和室。木のあたたかみ溢れる快適空間

STORY

落ち着いた赤と黒、そしてシルバーのアクセントクロスのコントラストが美しいリビングのお隣には、天井の格子細工が美しい落ち着いた和室。
その雪見障子を開けると竹が凛と立つ涼やかな坪庭がありました。
「材料を集めて、すべて私が作りました。水は湿気の原因になるそうなので、すべてフェイクなんですよ」とお母様。
この和室でお庭を眺めながら、ひとりの時間をゆったりと過ごすことが家づくりのこだわりでした。

それまで暮らしていた借家は、石巻市の沿岸部。
１階が津波に襲われたあともそこで暮らし、中古住宅を探しておられましたが、なかなかいい物件と巡り合えませんでした。
そんな時、以前申し込んでいた石巻市の新市街地公益的施設用地に当選、急遽家を建てることになりました。
「どんな家がいいかを考える時間があまりなく、その土地に家を建てる期限が決まっていたので、設計コンペには助けられました」
Ｙ様の会社の同僚の方が「すまいポート21」で家を建てたご縁で、設計コンペをやることになりました。
「自分たちの希望にどの会社も違う設計を出してくるのが楽しく、それはとてもプレミアムな体験でした」とお母様。同席した一級建築士が各社のプレゼンテーションに忌憚ないアドバイスをくれたことも助かったそうです。
その中から橘綜合住宅を選んだのは、設計図にあたたかみと丁寧さを感じ、Ｙ様もお母様もここに任せたら間違いないと意見が一致したからでした。

お料理がお好きなＹ様はキッチンにもこだわりました。
１階のキッチンは調理スペースの広いＬ字型にし、ご自分のお部屋がある２階にもミニキッチンを設けました。
寝室のウォークインクローゼットや、廊下の一角に設えた書斎など、何気ない空間にこだわりが感じられます。また弟さんのお部屋を中２階に設け、その下をタイヤなどを収納する納戸にするなど、平面だけでなく縦の空間を有効に利用しています。

「大工さんになるべくしてなったような、棟梁さんの丁寧なお仕事も素晴らしかったです」とお母様。
絶えず計画換気を行い、湿気や結露の起こらない家はとても快適だと満足そう。さらに現在、「すまいポート21」で外構コンペを進めており、どんな素敵なアプローチの提案が出てくるのかわくわくしています。

そして近い将来、Ｙ様が伴侶をお迎えになるご予定とのこと。
笑顔と対話、そして楽しい生活を……とおっしゃるＹ様のお住まいに、新しい笑い声が加わる日ももうすぐです。

みやぎの住まいづくり Vol.21 掲載