和の趣に包まれてゆったりとくつろげる家
コーディネート | すまいポート21大崎 |
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設計・施工 | 山一ハウス |
家族構成 | ご夫婦 |
敷地面積 | 323.89㎡(97.98坪) |
延床面積 | 121.85㎡ (36.87坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 家事動線自然素材趣味 |
設計コンペ開催日 | 2016年12月08日 |
竣工日 | 2017年06月13日 |
掲載日 | 2018年03月29日 |
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外観
外観は古民家風なたたずまいで、落ち着いた雰囲気
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掘りごたつ風のダイニング
出来たお料理をそのままこのテーブルでいただくので、運ぶ手間もかからない
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廊下
玄関を入ると正面に優しい緑。スケルトン階段で視界を塞ぐことなく、 明るい光が射し込む
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キッチン
一段低くなったキッチンの床は土間のイメージ。掃除もしやすく濡れても傷む心配がない
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リビング
実家と同じ感覚で低いテーブルでくつろげるよう、リビングには畳を敷いた
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寝室
寝室
様々な模様のガラスを組み合わせた窓が、よりレトロ感を醸し出している
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寝室
ウォークインクローゼットも扉を付けてシックに。寝室からつながる階段を上がると、読書を楽しめる書斎へ
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書斎
「ごろごろ寝ながら読書したい」という希望に応えたベッド付きの書斎
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洗面所
懐かしい雰囲気ながらも、お洒落なタイルと鏡の枠色の調和のとれた洗面台
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隠れ家的な部屋
週末は夫婦ふたりでDVDを鑑賞。リラックスできる隠れ家的な部屋
STORY
住宅街にありながら、落ち着いた古民家風の外観のH様邸。
「もともと古民家が好きだったので、自分たちの家も、縁側があったり薪ストーブがあったり、自分が育った昔の家の要素を取り入れたかったんです」とH様。
椅子とテーブルがあまり好きではないご主人のご希望で、リビングダイニングも視線の低い造りになっています。
ダイニングはキッチンと対面になっていて「掘りごたつ風」。
キッチンが一段低くなっていて、デザイン性もあり使い勝手も良く、食事が楽しくなります。
型の決まった家ではなく、自分たちの希望を聞いてくれる建築会社を選びたいと考えていた時に、「みやぎの住まいづくり」ですまいポート21と出会い、土地探しから始めました。
「海の近くがいいねと話していました。古くからある住宅団地に希望どおりの土地が見つかりました。町内会もしっかりした良いところです」とおっしゃる奥様は、ご自分の家づくりのご希望を1冊のノートにまとめていました。
写真なども貼られたそのノートを、設計コンペのヒアリングの時に各社さんに見てもらったことで、イメージの共有に役立ったそうです。
設計コンペの結果1社を選んだ理由は、自分たちが作りたい家以上のことを考えてくれたこと。
女性スタッフと奥様が、とてもお話が合ったこと。
「キッチン後方の棚をすべて隠せるよう引き戸を付けたり、さりげない収納を各所に設けたのは、流石だなと思いました」。
さらにH様が感心させられたのは、当初中庭をつくろうと考えていましたが、三角形の土地の形を利用して、家の広さを確保しつつ庭をつくり、家の前にある桜並木を借景とする提案でした。
「このリビングが一番居心地がよく、どの季節でも庭が楽しめます。雪を見ながら晩酌をしたり、お月見もしました。あとは春が待ち遠しいですね」。
ご夫妻のさらなるこだわりは、寝転んで読書出来るようベッドが付いている書斎と、DVDなどを鑑賞出来る趣味の部屋を別々につくったことです。
「お互い、家で仕事をすることも多いので、それぞれ自分だけの部屋が欲しかったんです。でも週末など二人とも疲れている時は、ピザをとって一緒に映画観賞をしたりするのも楽しみですね」。
家を建てる前は古民家カフェ巡りが好きだったというご夫妻ですが、家を建ててからはほとんど行かなくなったそうです。
「自分たちで家づくりをしたいと思ったら、設計コンペは絶対おすすめですね。本当に希望以上の提案が多くて『ああ、なるほど』と気づかされる部分がたくさんありました」。
居心地の良いH様邸のリビングから眺めるお花見も、もうすぐです。
みやぎの住まいづくり Vol.19 掲載