6年ぶりにわが町へ 子どもや孫が集う新しい「我が家」
コーディネート | すまいポート21大崎 |
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設計・施工 | あいホーム |
家族構成 | ご夫妻 |
敷地面積 | 264.57㎡(80.03坪) |
延床面積 | 145.73㎡(44.08坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 介護・健康収納趣味 |
設計コンペ開催日 | 2016年05月16日 |
竣工日 | 2017年02月07日 |
掲載日 | 2017年11月09日 |
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海の町に映える白の外壁
駐車スペースもたっぷりあり、空が広く見えます
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ご近所がすべて移転前からの知り合い
みんなとお茶飲みするのも日々の楽しみ
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家族の様子を見ながら家事が出来るキッチン
テーブルにみんなが揃ったら、出来立てをすぐ食卓へ
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リビング
海側からの光あふれるリビングに、家族の笑顔が揃います
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キッチン
豊富な収納で調理スペースがすっきりし、使い心地も抜群です
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リビングから続きの和室。
広い押入れに照明も工夫し、落ち着いた空間を作りました
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窓が2方角にある明るい主寝室
インテリアコーディネーターが選んだファブリックが落ち着いた雰囲気を醸し出します
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主寝室の一角にご主人の書斎
パソコンに読書に、落ち着いて趣味に没頭出来る空間です
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廊下の突き当りにも収納と飾り棚
お気に入りのものを並べて空間を明るく演出します
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ゆったりと足をのばせるバスルーム
柔らかな床と浴室暖房で寒い季節も安心
STORY
近所のお友だちとのお茶っこ飲み 秘密基地のようなこだわりの書斎 夫婦それぞれの安らぎの時間
波の音、そしてわずかな潮の匂いが心地よいE様邸。
「前に住んでいた家は、水着を着て裸足で海に行けるような場所にありました。だからこそ、根こそぎ津波で流されてしまいましたが、幸い家族は出かけていてみんな無事でした」。
新しい住まいは、2つの集落が高台防災移転した、120世帯が暮らす海を見下ろす高台にあります。
隣の街に住んでいる娘さんが、一歳になるお孫さんを連れて遊びに来ていました。
「どっちが我が家かわからないくらい、しょっちゅう来ているんです」と奥様が笑います。
新しい家は、家族みんなにとって居心地のいい「我が家」になりました。
仮設アパートからE様の会社の社宅へ移っての仮住まいも6年目、ようやく家を建てることになったのですが、たくさんある建築会社のなかから理想の家を探すのは不可能に近いと思ったE様。
書店で『みやぎの住まいづくり』に出会い、すぐ設計コンペを利用することにしました。
「その都度すまいポート21の一級建築士が立ち合ってくれるので、とても心強かったです。1社1時間程度の説明で専門的なことがわからない時も、私たちに代わって質問してくれるので、解説付きでコンペを受けているようで勉強になりました」。
最初の建築相談から実際に1社を決めるまでサポートしてくれるので、とても安心感があったと話します。
「プレゼンが終わってから建築士さんも交えて話し合いをして、最終的には我々が決めるわけですが、それまでにいろいろアドバイスをしていただき、『ここで大丈夫ですね』と太鼓判を押してもらえたから、この建築会社さんに安心して頼むことが出来ました」。
実はすまいポート21と出会う前に、ある建築会社に行ってみたのですが、どんとん話を進められそうになり、その強引さに戸惑ってしまったと。
「自分たちだけではそんなに住宅展示場は回れないし、一方的な話しか聞けないので、安心感のある設計コンペはお薦めしたいですね」。
将来を考え、1階だけで暮らせるよう部屋を配置しました。
もちろんバリアフリーになっています。
2階は同居している息子さんのお部屋と、ほかのお子さんやお孫さんが遊びに来た時のために空けてあります。キッチンのメーカーも、奥様がこの建築会社に決めた理由のひとつ。使い心地も良く、また収納がたくさんあるのが便利だからとのことでした。
E様のこだわりは寝室の一角に作った書斎。
パソコンに向かったり、本を読むのに落ち着ける環境が欲しかったそうです。
あと一年ちょっとで家にずっといる生活になりますが「その後やりたいことは、今考え中。
自分の基地があるわけだからね」とE様。
元々住んでいた地区の住人が移転した新しい町なので、みんな顔見知りです。心安らぐ新しい生活がやっと始まりました。
みやぎの住まいづくり Vol.16 掲載