家族みんなが思い描いた暮らしを形にした住まい
コーディネート | すまいポート21大崎 |
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設計・施工 | 東仙ハウジング |
家族構成 | ご夫妻+お母様+お子様 |
敷地面積 | 905.64㎡ (273.96坪) |
延床面積 | 162.71㎡ (49.22坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 二世帯住宅介護・健康家事動線自然素材 |
設計コンペ開催日 | 2015年12月04日 |
竣工日 | 2016年09月23日 |
掲載日 | 2017年11月09日 |
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外観
広い敷地を生かし、閑静な周囲の環境に溶け込んだ、どっしりとした佇まい
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玄関
客人用と家族用兼シューズインクローゼットに分けたことで常にすっきり
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リビング
以前から使っていたサイドボードを壁に埋め込み、リビングの広さを活かした
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対面型のキッチン
親戚が集まった時などお手伝いの人にも入って貰えるよう、幅も収納もたっぷり
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リビング
たっぷりと光の入るリビングに家族みんなの笑顔が集う
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続き間にした伝統的な和室
畳も国産にこだわり、熊本のい草を使って仕立てた
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落ち着きの中に華やかさを感じさせる襖紙
仏壇や神棚のある部屋にふさわしい気品を感じさせる
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和室から外へ空間を広げる広縁。
夏になったら、外で花火をする孫を眺めながら夕涼みもいい
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WIC
洋間にはたっぷり収納できるウォークインクローゼットをしつらえた
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収納スペース
家族や思い出が多いと処分できない荷物も増える。
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1階のトイレ
車椅子でも入れるように広めのつくりに
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浴室もバリアフリー対応
浴室乾燥機も装備。部屋との温度差も少ないので安心
STORY
犬の散歩に猫がトコトコとついて行きます。
猫はずっと、犬のおなかを枕にして育った大の仲良し。
「この子たちの部屋も2階に造ったんだけど、猫が把手にぶら下がってドアを開けて出てくるの」とK様。
この地に家を建てる際には、最近ではあまり見られなくなった上棟式を行い、餅撒きもやりました。
そういった昔ながらの風習や、家族のつながりを大切にするK様邸には、親戚が大勢集まります。
だからこそこだわったのは、続き間の和室、そしてゆったりとした広さのリビングや玄関です。
「設計コンペ」というシステムがあることを付き合いのある会社の社長から教えられたのが、すまいポート21との出会いでした。
コンペではK様の要望をもっとも理想的に図面に落とし込んでくれた建設会社の提案に心を打たれ、迷うことなく一社確定。
その後も打ち合わせを重ね、新しい家での家族みんなが思い描いた暮らしを形にしてくれました。
プランだけでなく決め手になったことはもうひとつ理由があります。
それは県産材を使ったり、屋根にソーラーを上げたりすることで貰える補助金などの情報を教えてくれたことです。
ただ単に「家を建てる」ことだけでなく、そういったアドバイスも含めてトータルに家族の暮らしを考えた提案をして貰いました。
「住み心地は、すこぶる快適。床暖房もあるけれど、温風ファンヒーターだけでも充分部屋が温まる」とK様。
高気密・高断熱で家全体の温度差も少なく、お母様のためにバリアフリー仕様になっています。
将来のことも考え車椅子にも対応出来るよう廊下の幅も広く取ってあり、トイレやお風呂場の段差もなくしました。この新しい家には、たくさんの親戚縁者が集まり、年末にはクリスマス、年明けには新年会が盛大に行われるそうです。それを物語るかのように、和室には座布団が山と積んでありました。
対面式のキッチンも広く、お料理を持ち寄った女性たちのにぎやかな笑い声が聞こえてきそうです。
仏壇や神棚がある和室、庭に面した広縁、そしてなによりも大勢の人が集まることを考えた住まいづくり。
私たちが取材に伺った日は、近くに住む娘さん一家もお引越しの片付け手伝いにいらしており、お孫さんを囲んで記念撮影をさせていただきました。
家族を大切にするK様の姿勢と想いが形になった家には、これからもたくさんの家族の歴史が刻まれていくことでしょう。
みやぎの住まいづくり Vol.16 掲載