暮らしと趣味を楽しむ秘密基地のような住まい
コーディネート | すまいポート21大崎 |
---|---|
設計・施工 | 坂元植林の家 |
家族構成 | ご夫妻 |
敷地面積 | 363.25㎡ (109.88坪) |
延床面積 | 115.93㎡(35.06坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 自然素材趣味 |
設計コンペ開催日 | 2015年05月16日 |
竣工日 | 2015年06月09日 |
掲載日 | 2017年11月09日 |
-
外観
お洒落なロッジのような、周囲の風景に溶け込んだ落ち着いた外観
-
玄関収納
趣味のツールからウェアまで、存分に置ける広々とした玄関収納
-
キッチン
「見せない」ことで全体が引き締まる。冷蔵庫やオーブンレンジも造作の引き戸の中に収納してすっきり
-
土間リビング
おもいっきり趣味が楽しめる、土間ならではの居心地の良さ
-
土間リビング
寒い季節には土間リビングに暖かいラグを敷いて。ストーブの炎がほっこりとした空間を演出
-
LD
柱や梁に木が息づいています。
-
キッチン
フロアを見渡せるペニンシュラ型のキッチン。背面の造作棚と合わせ収納もたっぷりです
-
リビング
玄関から土間つながりのリビングへ。シューズボックス上のディスプレイにもこだわりが
-
2f
大きな屋根の勾配を生かした特徴ある空間と梁が、ロッジのような雰囲気を演出
-
趣味の小部屋
屋根の傾斜を生かして2階には趣味の小部屋が。季節ものの収納にもぴったりです
STORY
「ここ支倉台に来た時、蔵王連峰が見えたんですよ。これなら最高だと思って決めました。」
仙台中心部から車で30分、自然に抱かれた場所にその家はありました。
S様ご夫妻がここに家を構えて3ヶ月あまり。大きな切妻屋根の家のドアを開けると、広い玄関収納にはロードレース用の自転車や、アウトドア用のツールの数々が並んでいます。
一歩足を踏み入れると、そこは土間になったリビング。
たくさんのロッド(釣り竿)が立て掛けられたロッドスタンドが置いてありました。
「ここに水槽を置いたり、自転車やロッドの整備をするようなスペースにしたかったんですよ」とご主人。
木の床ではためらってしまうことも土間なら可能です。
「これまでいたアパートでは土いじりも出来ないし焚火も出来ないからつまらなくて、家を建てようと思ったんです」とご主人。
とりあえず展示場回りから始めてみましたが、情報が多過ぎて混乱しているところで「みやぎの住まいづくり」と出会い、設計コンペに申し込むことにしました。
建築会社に要望したのは、「薪ストーブが似合うような、木が生きている家。そして自然を感じる暮らしができる家であること」でした。
「どの会社に建ててもらうか決まってからも、きちんと納得するまで話し合いをして、もやもやするうちはまだ建てないほうがいいのではないでしょうか」と奥様。
希望通り木の心地よさが感じられる家になり、リビングにはペレット・ストーブが置かれ、冬の訪れを待っています。
奥様こだわりのキッチンは冷蔵庫やオーブンレンジも造作の引き戸式の棚に仕舞いすっきり。床もよりリラックス出来るように無垢材を使用しました。
「次は庭に畑を作る予定です。草むしりが大変だからヤギを飼うのもいいかも(笑)。本当に近所で飼っていうおうちがあるんですよ」。
要望どおりの自然な暮らしが叶い、奥様の夢は膨らみます。
ご近所の方々ともすぐに仲良くなり、S様ご夫妻同様「みんな火を焚くのが好き(笑)」で、週末になればどこかのおうちでみんなでバーベキューをやっているとか。
「リビングの土間は、建築会社の人と一緒に塗りました。設計コンペでは担当者の人柄なども見えてきますから、この人に相談しながら家づくりをしたいなと思うことも大切なことかもしれませんね」。
理想の住まいだけでなく、自然豊かな環境も手に入れ、ご夫妻の趣味にもますます磨きがかかりそうです。
みやぎの住まいづくり Vol.16 掲載