遊びゴコロがのぞくインダストリアルな住まい
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | ケーエムハウス |
家族構成 | ご夫妻+お子様 |
敷地面積 | 199.92㎡(60.47坪) |
延床面積 | 114.26㎡(34.55坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | |
設計コンペ開催日 | 2021年04月18日 |
竣工日 | 2022年08月01日 |
掲載日 | 2023年07月09日 |
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LDK
小上がりの和室と一体となったLDK。アイアンや古材などを使った無骨なインテリアが映える空間ながら、くつろぎ感もたっぷり。
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リビング吹き抜け
大きな吹き抜けを通して、家全体が心地よい明るさに。家族みんなで遊べる開放感たっぷりの住まいです。
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ダイニングキッチン
ブラックカラーを基調にコーディネート。見た目も使い勝手もよく、毎日の料理も前向きに。
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外観
縦張りのサイディングがかっこいい外観。門柱に設けたフェンスがファクトリー感を際立たせています。
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2F寝室
南側に面した寝室は、自然光が心地よく差し込みます。冬も暖房いらずで、あたたかく眠りにつけるそう。
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1F和室
シンプルながらデザイン性の高い和室。小上がりの段差に腰掛けて、イスのようにくつろぐことも。大容量の収納もあり、片付けもスムーズ。
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玄関
靴や自転車などを収納する土間空間を設け、玄関はいつもスッキリ!
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テレワークスペース
リビングの一角にあるスタディスペース。マグネットもつけられて便利。
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水まわり
玄関とキッチンから出入りできる洗面室兼ランドリールーム。
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2F趣味部屋
アジト感たっぷりのW様の趣味部屋!
STORY
ご主人の実家の敷地内に家を建てたW様ご夫妻。隣家が近いため、どう明るさを確保するかが大きな課題でしたが、間取りや窓の工夫により、光あふれる暮らしを実現。もうひとつ、家づくりのキーワードとなったのは「インダストリアル」。ヴィンテージ感ある空間に安らぎをプラスした住まいが完成しました。
設計コンペで、スムーズな家づくり
W様は生まれ育ったご実家の隣に一戸建てを建てました。
家づくりは、土地は決まっていたことから、建築会社を選ぶことからスタート。さまざまな展示場や見学会に行くものの、どこも魅力がいっぱいで、なかなか決断もつかなかったとそうです。また、お子様が小さいため、休日に1軒見学するのが精一杯だったとのことです。
「そんなとき、私の友人から、すまいポート21の設計コンペを勧めてもらいました」と奥様。設計コンペとは、お客様の要望や予算に合わせて数社がプランを提案するすまいポート21のシステム。
W様ご夫妻は、自分たちの予算でどういう家が建つか明確にわかること、複数の会社のプランを1日で見比べられることに惹かれて、設計コンペを利用されることになりました。
W様邸の設計コンペは、4社で行われました。W様がまず最初に要望したのは、家の明るさを十分に確保すること。
「わが家は実家の敷地内にありますが、この場所は南側に隣家があり、十分な光が届くか心配でした。また、隣に建つ実家の日当たりも配慮すべき点でした」とW様。
加えて間取りでは、小上がりの和室、吹き抜け、W様の趣味部屋などを希望したそうです。
その結果、吹き抜けのある明るいLDKが魅力的なケーエムハウスのプランを選択されました。
建築会社を選択した理由に「自分たちのリクエストに、予算内ですべて応えてくれたから」と、ご夫妻は声をそろえます。採光プランも満足のゆくもので、それも大きな決め手になったといいます。
しっかりした採光計画で光あふれる暮らし
ご夫妻が気にされていた日当たり。それに対してケーエムハウスは採光プランをきちんと示してくれたそうです。W様邸の予定地を調査し、季節ごとの太陽の角度を計算したうえで、窓の位置や開口部の大きさを決め、光の入り方をコンピューター上で示しました。実家の1階にあるお祖母様の部屋も同じように、一番太陽が低い時でも光を確保できることを実証してくれたといいます。
「ずっと不安なまま家づくりを進めていく必要がなく、最初から安心できてよかったです」とご夫妻。
じっさいにW様邸に足を踏み入れると、心地よく明るい光に包まれます。吹き抜けのあるLDKに大きな天窓を設け、南側にも隣家と目線が重ならない高さに3つの小窓を配置。北側には大きく切り取られた窓、東側のキッチンにも小窓をつくり、家中に光が届くように工夫されています。また、吹き抜けがあることで、開放感と視線の抜けも確保しています。
「南側が開けていなくても日中は明るく、電気をつける必要がありません。自然の光を感じながら家族とのびのび過ごせてとても快適です」と、ご夫妻は笑顔を見せます。
目指したのはヴィンテージ感あるインダストリアルなかっこよさ
W様邸のもうひとつのキーワードとなったのは「インダストリアル」。ご夫妻ともに、ヴィンテージ感のあるかっこいい住まいを希望しました。その雰囲気をとくに印象づけているのが、リビングの壁の一部に横張りした足場材。ケーエムハウスの提案で、長年使い込んだような足場材をインテリアに取り入れ、目指す空気感をつくり出しています。さらに、ご夫妻が選ばれたユーズド感ある家具や、アイアンの椅子や照明も加わり、よりオリジナリティある空間に。
リビングの一角にある小上がりの畳スペースもご夫妻のこだわり。ゆっくりくつろげる和室も欲しかったことから、ブラックの畳を取り入れ、統一感ある雰囲気に仕上げています。
2階に設けたW様の趣味部屋も、インダストリアルな雰囲気満点! 釣りやクルマ、アメリカン雑貨が好きなW様の遊びゴコロが散りばめられた部屋になっています。
「子どもが寝たあとにこの部屋にこもり、好きなモノに囲まれながら、釣り道具をいじっていると、時間が経つのを忘れます」とW様。
住まう人のセンスと遊びゴコロを映し出す住まいとなりました。
住みやすく、整理整頓がしやすい家
ケーエムハウスは「動線重視の家」もテーマに据えて、玄関→洗面所→ウォークインクローゼット→キッチン→リビング→玄関という流れで、家中をぐるっとまわれる動線を提案しました。とくにW様ご夫妻は、帰宅後の流れが便利とのこと。
「家に帰ったらリビングを通らず洗面所に直行できるので、まずは手洗い。続くファミリークロークで上着や荷物を置いて、LDKへと入ります。生活空間に荷物を持ち込まずに済むので助かります」。
また、キッチンと水まわりは一直線上に配置。
「煮込み料理をしているときなどは、料理の片手間に洗濯物の仕分けができて、ちょっとの時間も無駄にせず家事をこなせます」と奥様。
コンパクトにまとめた水まわり動線は、家事の時短に大きくつながっているそうです。
収納計画も綿密に行われたW様邸。入れるものを確認しながら棚を足したり調整したりされたといいます。
「子どもと一緒の生活だから、いつもモノがない状態ではありませんが、しまう場所がちゃんと決まっているので、いざというときも片付けはラクです」と奥様。「これからもモノを増やさず、スッキリ暮していくことが目標です」と続けます。
休日は、家中を舞台に鬼ごっこをしたり、ぐるぐる走りまわったり、畳のうえでゴロゴロしたり。
「一日中家にいてものびのび楽しく過ごせて、退屈しなくなりました」とご夫妻はいいます。
吹き抜けを介して家中がつながっているから、平屋のような一体感もあり、いつも家族をそばに感じられるそう。
今も、これからも、この楽しい暮らしがずっと続くこと、それがW様ご夫妻の願いだそうです。