青空に映えるシンプルシックな白い箱型の外観
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | おうち工房 |
家族構成 | ご夫妻+お子様+お母様 |
敷地面積 | 226.91m2 (68.64坪) |
延床面積 | 112.20m2 (33.87坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 二世帯住宅子育て家事動線 |
設計コンペ開催日 | 2016年06月26日 |
竣工日 | 2017年09月08日 |
掲載日 | 2018年10月25日 |
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外観
住まいづくりの最初から希望していたシンプルな箱型の外観
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玄関
玄関の隣にはシューズクローク兼土間収納を設けて、2台のベビーカーも楽々収納できる。入口のアーチはご主人のリクエスト
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リビング
リビングにはご主人の希望で造作されたフロート式テレビボードを設置
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ダイニング
清潔感のある白を基調とした空間に照明や家具でアクセントをプラス
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廊下
車椅子の生活にも対応できるように1階は引き戸を採用
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キッチン
お母様と同居のため、キッチンは作業していても後ろを通れるように広めの造りにしている
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パントリー
キッチンからパントリーを通り、ランドリーまで一直線の家事動線。パントリーには土間と勝手口を設けて、家庭菜園で収穫した泥付き野菜も汚れを気にせず置くことができる
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子ども部屋
将来仕切りをつける子ども部屋の天井はフラットにして、圧迫感のあるスタディースペースは屋根勾配を生かし空間を広く使う
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スタディースペース
大容量のフロート式本棚と家族みんなが使う長い机を
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主寝室
ご主人がこだわった小上がりをベッド代わりに使うというアイデア。下には寝具を収納できる引き出しも
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バルコニー
奥行き約4m幅8mの広々としたバルコニーではテントを張ってキャンプの練習や、お嬢さんたちとプール遊びを楽しむ予定
STORY
遠くには日光連山を望み、眼下には苗を植えたばかりの美しい田んぼが広がり、夜になると180度の視界が夜空で満たされる―。ここは宇都宮と真岡を結ぶ道路から少し入った住宅地。白く美しい外観がひときわ印象的な箱型の建物がK様邸です。
暮らしているのはK様ご夫妻と1歳3カ月の双子の姉妹、そして奥様のお母様の5人。
もともとこの土地には奥様のご実家があり、K様ご夫妻が結婚を機に同居。ご家族が増えることにともない、これから手狭になるだろうと建て替えを考えられたそうです。
新居の間取りは、玄関を入って右がお母様の個室、左側は南に面したLDK、南西の角に位置するキッチンからUターンするようにパントリー、ランドリースペースを通り、玄関ホールに戻れる動線となっています。
玄関ホールから階段を上がると、正面に寝室、右側に家族分の衣類を収納するウォークインクローゼット。左側の広い空間は造作の机と本棚が壁一面に備え付けられたスタディースペースを兼ねたバルコニーへの通路と子ども部屋になっています。
実はこの間取り、建築会社の担当者に「設計コンペで出したプランにこだわることはありませんよ」と言われ、当初の要望をもう一度整理して本当に必要なのかを考え直し、担当者と一緒におおまかな間取りを作成。その結果、玄関は南側から東側に移動し、日当たりの良い南側にLDKを移動。
廊下をなくし、玄関からLDK、パントリー、ランドリースペースと周回できるようにして、省スペースと家事動線という2つのメリットが生まれました。また、打ち合わせ中にお腹の中で双子だと判明したお子さんたちのために、2階のセカンドリビングを将来的に分けられる子ども部屋と、家族が使えるスタディースペースに変更しました。
1階のLDKは以前に暮らしていた平屋と似た造りになり、お母様も過ごしやすいと感じているそう。
家族がいつでもLDKに集うにぎやかな空間になりました。
「私が子どものときも、自分の部屋にいたのは勉強と寝るときだけで、いつも家族と一緒に1階にいました」と語るご主人。
新居で家族が一緒に過ごす穏やかな時間は、お子さんたちにとってもすてきな原体験となることでしょう。
とちぎの住まいづくり Vol.39 掲載