商業空間と日々の暮らしを両立させた住まい
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商業空間と日々の暮らしを両立させた住まい

新築施工事例

商業空間と日々の暮らしを両立させた住まい

コーディネート すまいポート21宇都宮本店
設計・施工 栃木ハウス
家族構成 ご主人
敷地面積 192.10m2 (58.11坪)
延床面積 118.69m2 (35.90坪)
区分 店舗併用住宅
こだわり 家事動線
設計コンペ開催日 2017年01月17日
竣工日 2017年11月25日
掲載日 2018年10月15日

STORY

東北自動車道と日光宇都宮道路が交わる宇都宮インターのほど近く。
山王団地の北側で50年近く営業を続けてきた「ヘアーサロン佐々木」は昨年末、全面建て替え工事が完了し「HAIR&SPA BELEZA(ベレーザ)」としてリニューアルオープンしました。

ご両親と施主である長男・光博様の3人で切り盛りする理容室はそれまで8坪の広さしかありませんでしたが、お客様の動線と理容師の作業動線を考慮して13坪まで拡張。ゆったりとした空間に生まれ変わりました。

佐々木様は全面リニューアルした店舗兼住まいの概要についてこう話します。
「一番のこだわりはスタイリッシュかつ洗練された外観であることでした。建物の2階は私自身の居住空間ですが、外観からはそれがわからないように住まいの要素を一切排除しています。その理由は建物は店の看板そのものだからです」

建て替え後の建物外観はタテ・ヨコの直線のみで構成されたキューブ状。シャープな印象の外観に「BELEZA」のロゴマークが目を引きます。全体的にモノトーン系ですが、建物を四方から眺めるとホワイト、ブラック、グレー、スモークグレーの4色の外壁でカラーコーディネートされていました。
「馴染みだった店名をガラリと変えたり、建物のデザイン(形状や配色)にこだわるのは、商業空間としてのブランディングの一環だからです」(佐々木様)

こだわりは細部まで。
多くの理容室では物干しに業務用タオルがずらりと並ぶ光景をよく目にしますが、BELEZAではタオルを干している様子がうかがえません。聞けばベランダの壁をあえて高くして見えないようにしているそうです。住まいの要素や生活感を排除するためのさまざまな工夫が見てとれます。
「ベランダの壁を高くしたことで、陽当たりや風通しが気になりましたが、光と風を取り入れる設計の工夫で何ら問題はありませんでした」
店舗から居住空間に通じる生活動線も緻密に設計され、オン・オフの切り換えもしやすいとか。

建て替え後の店舗兼住まいは日常生活における暮らしやすさの工夫も配慮されていました。
とちぎの住まいづくり Vol.38 掲載

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