小屋と住宅の中間-理想の「非日常空間」を実現した住まい
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | ネクストハウスデザイン |
家族構成 | ご主人 |
敷地面積 | 275.13m2 (83.23坪) |
延床面積 | 92.74m2 (28.05坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 収納自然素材趣味 |
設計コンペ開催日 | 2016年01月29日 |
竣工日 | |
掲載日 | 2018年06月28日 |
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外観
片流れの屋根の落ち着いたたたずまい。写真手前の木製扉がガレージの入口
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玄関
LDKとの境に扉はあえて設置していない
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玄関内
2枚の棚の上にすべての靴を置いて「見せる収納」とした
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インナーガレージ
約12帖のインナーガレージの一角にデスクスペースを造り付けた。チップ材を固めたOSB合板がガレージの雰囲気をより際立たせる
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リビングダイニング
インナーガレージのある平屋建ての住まい
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リビング
ミッドセンチュリー系の家具で統一されたリビングから、ダイニングとキッチンを望む
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キッチンカウンター
モスグリーンのタイルが個性的なキッチンカウンター。収納にもこだわった
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飾り棚
ご主人がDIYで造り付けた飾り棚。お気に入りの小物を並べてコーディネート
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ダイニングとキッチン
写真右側が玄関、そのまた奥が洗面所と浴室に通じる
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洗面所と浴室
最新の住宅設備と建築用合板が個性的な空間を創り出す
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トイレ
トイレの造りも至ってシンプル。洗面所と浴室に接しているので生活動線はすこぶるよい
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居室
8帖の居室。中央のベッドはご主人がDIYで造ったもの。無垢の床材と相まって山小屋の雰囲気が漂う
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主寝室
8帖の主寝室。収納力抜群の衣類用のクローゼットと隣り合う
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外観
軒の深い屋根が特徴的な外観。インナーガレージから愛車のミニクーパーが顔を出す
STORY
矢板市郊外の新興住宅地に建つ、平屋建ての住まい。南面が道路に面する陽当たりのいい場所で、周辺環境はことのほか静か。ご主人の実家にも近く、勤務先にも車で10分程度と理想的な立地です。
それまで実家暮らしだったご主人はゆくゆくは家庭を持つことを視野に入れつつ、自らが理想とする住まいを建てることにしました。
その理想とは小屋と住宅の中間ともいえる「非日常空間」です。
天井や壁は仕上げをせず、下地材が剥き出しのまま。素材感たっぷりの住空間は、荒削りな小屋のイメージそのものです。
DIY好きのご主人は自らの手でカスタマイズするのを楽しみにしているとか。
そんなN様邸の室内を見回すと、部屋と部屋を間仕切る扉がありません。
その理由についてご主人はこう話します。
「敷地面積約80坪に対し、建坪は約28坪とコンパクトな設計です。そのため各部屋を間仕切る扉をあえて設置せず、開放感を優先しました。将来、家族が増えて扉が必要になれば後からでも追加できます。暮らしに合わせてフレキシブルに対応できる合理的な住空間を望みました」
住まいを考えるとき、とかく「居室は広く、天井は高く」に重きを置きがちですが、ご主人の住まいづくりのスタンスは、身の丈に合ったコンパクトさでした。
「玄関は2枚の棚を付けただけでシューズクロークは設置しませんでした。靴は数足あれば十分だからです。将来的に必要になれば後からでも設置できるので問題ありません。お陰でとても広々とした玄関になりました」
こうした考え方は空間の有効利用のほか、建築費のコストダウンにもつながるなど的を射ています。
そんなご主人の最大のこだわりは、LDKと隣り合うインナーガレージです。
愛車はミニクーパーのスポーツタイプ。およそ12帖のガレージはまさに大人の秘密基地といった趣で、リビングから愛車を眺める際のライティング(間接照明)のほか、電動の木製ガレージドアを設置しました。
ワンランク上の天然木製にしたのは、小屋のイメージを再現したかったから。ご主人のこだわりが凝縮しています。
「これから時間をかけて少しずつ、居心地のいい家にしていきたいと思っています」。
ガレージのある平屋建ての住まいは、DIY好き、車好きの面目躍如といえそうです。