設計の工夫で実現した、広がりのある住空間
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設計の工夫で実現した、広がりのある住空間

コーディネート すまいポート21宇都宮本店
設計・施工 マスケン
家族構成 ご夫婦
敷地面積 156.27m2 (47.27坪)
延床面積 93.15m2 (28.18坪)
区分 新築
こだわり 中庭収納家事動線
設計コンペ開催日 2015年04月19日
竣工日 2016年01月23日
掲載日 2018年06月15日

STORY

これまで転勤の多い会社に勤務していたご主人は、転職で地元・宇都宮に帰ってきました。
新たな職場の仕事にも慣れ、結婚してそろそろ5年を迎えることから、家族の暮らしの拠点となるマイホームを建てることにしました。

当初は自己資金も含めた予算の問題から建売住宅を買うつもりでしたが、いろいろと調べていく中で注文住宅でも希望の予算内で収まるケースがあることを知り、家づくりに対する考え方が徐々に変わっていったといいます。
「ホームページで住宅関連情報を調べていて『設計コンペ』を知りました。このサービスなら、あこがれの注文住宅に手が届くかもしれない。そう思ってすまいポート21の店舗を訪ねました」

ご夫婦の住まいづくりはここから本格スタートします。
すまいポート21の「土地探しナビゲーション」を利用して見つけた土地は、ご主人の実家にも近い住み慣れたエリア。文教地区でもある閑静な住宅地で日当たりも良好です。
唯一気になったのは第一種低層住居専用地域だったことでした。
敷地面積に対する建ぺい率や容積率にシビアな規制があったからです。
しかし、見方を変えれば周辺に高い建築物が建てられないエリアであり、一般住宅や共同住宅を中心とした低層の家々が建ち並ぶ良好な住環境といえます。
そこで、間取りの設計では、限られた空間をいかに広く見せるかに重きが置かれました。

大きなポイントはリビング&ダイニングの南面にウッドデッキの中庭を配し、内と外の空間を一体化させたこと。
その際、外部からの視線を遮るために目隠しのルーバーで囲いましたが、結果としてこのルーバーが「家の顔」ともいえる外観上の意匠にもなっています。
室内に目を移すと、オークの床材に白い壁がよく映えます。
天井・壁とも白を基調とした理由についてご主人はこう話します。

「明度の高い白は膨張色と呼ばれ、膨らんだり広がったりして見えます。目の錯覚が限られた空間をより広く見せてくれることから、室内を白で統一しました」

空間を広く見せる工夫はほかにも。
1階LDKには掃き出し窓、腰窓のほか、明かり取りのスリット窓を随所に配置しました。
外光が白い壁に反射してより広く、明るい空間を演出してくれます。

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