「シンプルな暮らし」から導き出した、収納の極意
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | ケーエムハウス |
家族構成 | ご夫婦+お子様 |
敷地面積 | 149.67m2 (45.28坪) |
延床面積 | 96.77m2 (29.27坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 収納子育て |
設計コンペ開催日 | 2014年10月10日 |
竣工日 | 2015年11月20日 |
掲載日 | 2018年05月17日 |
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外観
住宅密集地にも関わらず、日当たり、風通しとも申し分のないK様邸
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玄関ポーチ
外観は無機質なイメージの白。 それに対し玄関ポーチは木の温もりを感じるウッド調
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シューズクローク
天井まで伸びる大容量のシューズクローク
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玄関内
白い引き戸を開けるとキッチン、 左の木戸を開けるとリビングへ
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LDK
LDKを別の角度から。ダイニングテーブルの奥がキッチン。あえて壁を高くして、シンクやコンロがダイニングから見えないようにした
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リビング階段
スタイリッシュなスケルトン階段。空間の魅力を引き立てる
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リビング
エイジング加工をデザインに取り入れたフローリングと、黒いシンプルなソファが落ち着きのある空間を醸し出す
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キッチンの収納
キッチンの背後は引き戸式の収納スペースに。食器や調理器具を収納している。引き戸を閉めるとすっきりとした空間に。
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収納スペース
ダイニング側と和室側の両方から収納できる、利便性の高い棚。
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階段の側面
こちらはスケルトン階段の側面。一番下の段は将来、猫を飼ったときのトイレスペースにする予定。猫用の扉と換気扇も設置済み
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収納スペース
スケルトン階段の下、三角に空いた空間の奥に大容量の収納を設置
STORY
宇都宮市の中心部にもほど近い閑静な住宅地。
利便性の高い住宅密集地であるにも関わらず、K様邸は4辺が市道に囲まれた珍しい立地で、東西南北のいずれも隣家と接していません。
長男が通う小学校の学区内を条件に、広さと住環境、予算との兼ね合いを考慮しつつ、足かけ4年を費やして探した50坪弱の土地は、建物を建てるにあたって少々のセットバックが必要でしたが、日当たり、風通しとも申し分ありません。
「周辺は昔から住む住民が多く、土地が分譲されるケースはほとんどありません。たとえ分譲されたとしても、広すぎたり、逆に狭すぎたり、価格的に手が届かないなど、自分たちの条件にあった土地は限られていました」とご主人は話します。
気になる土地を見つけてすぐにすまいポート21の専門家(土地家屋調査士)に診断してもらったところ、「いい土地ですね。住環境も問題ありません」とのお墨付きを得ました。ここからK様邸の家づくりが本格始動します。
「シンプルな暮らし」を望んでいたご夫婦は、必要以上に物を所有しない、増やさないことを身上にしていました。
間取りの設計でこだわったのが「収納」で、衣類や日用品、家具や家電などの持ち物の大きさを一つ一つ測り、「何をどこに仕舞うか」まで検討して収納スペースを配したそうです。
「例えば、電話の親機は収納して子機だけをテーブルに置くようにしました」と奥様。
その他にもインターネットのルーターやパソコンのプリンターも収納スペース内へ。
掃除機の充電も収納スペース内でできるように、コンセントを設置したそうです。
「建築会社の収納アドバイザーの方が微に入り細に入り、私たちの暮らしにあった収納を提案してくれました」とご夫婦は口をそろえます。
すっきりと物が片づいた空間に際立つのが、LDKの中央にあるスケルトン階段です。
蹴込み板のない骨組みだけの構造体が特徴で、黒くてシャープなアイアンの手すりがスタイリッシュな印象を醸し出します。聞けば、奥様たっての希望でしつらえたとか。
白で統一されたシンプルな空間に家族3人が集います。