日当たりのいいL字型の2世帯住宅
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | おうち工房 |
家族構成 | ご主人+ご両親+ご祖父母様 |
敷地面積 | 1165.01m2 (352.42坪) |
延床面積 | 151.12m2 (45.71坪) |
区分 | 建替え |
こだわり | 二世帯住宅介護・健康家事動線 |
設計コンペ開催日 | 2015年11月01日 |
竣工日 | 2016年09月28日 |
掲載日 | 2017年06月13日 |
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外観
リビングを中心にL字型のO様邸
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スロープ
車椅子も通れるように玄関前にスロープを設置
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ウッドデッキ
屋根付きウッドデッキで雨の日の洗濯物干し問題もクリア
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玄関
広々としたホールのアクセントになっている玄関。床の間はお父様のアイデア
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玄関ホール
玄関ホールの広さは、車椅子でも通れるようにという優しい気遣い
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ダイニング
ウッドデッキとつながる家族のダイニングスペース
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ダイニング
すまいポート21のインテリアコーディネーターが選んだダイニングテーブルとカーテンとペンダントライトが家族の集いの場を明るく演出
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リビング
見た目をシンプルにする間取りのテクニック。リビングに入って右側の壁の向こうには仏壇があるが、一見しただけでは気付かない
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和室からの動線
和室からは玄関ホールにも、バスルーム側にも出られる動線になっている
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リビングへの入り口
リビングへの入り口の扉はデザイン性の高いものをチョイス
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和室
客間の和室。将来は2つに分けて子ども部屋にもできる
STORY
車椅子での移動できるようにスロープや動線を工夫
二世帯が同じ屋根の下に暮らしていても、親世帯と子世帯で生計は別にするという家族が増えている中、「祖父母と両親と自分が皆で仲良く暮らせる住まい」を第一の要望にして住まいづくりをしたのがO様です。
築40年経った家の老朽化と、震災による被害のため、建てかえを考えたO様。
ご自身も将来的に結婚を考えている身での新居の建築でしたが、食住が一緒の同居というのは揺るぎない希望でした。
O様がイメージしたのは平屋で皆が集える大きなリビングがあり、プライベートも尊重できる家。
しかし、住宅展示場を見て回っても、平屋のモデルハウスが見つかりません。
そんなときに、たまたま見かけたすまいポート21に入って、そのサポート内容を知るとすぐに設計コンペを決めたそう。
「選んだ施工会社の社長は自分のこだわりではなく私たちの要望に100%応えてくれた。最初にもらった手紙からその人柄が表れていて、それが決め手となりました」とO様。
L字型の家で一番日当たりが良く、玄関に近い東南に祖父母の部屋を配置し、室内に車椅子でも入れるトイレを設置。玄関を挟んだリビングも車椅子で楽に移動できるように広々とした動線になっています。
リビングを中心に配置された個室は、セカンドリビングとしての役割もあり、個々の時間もくつろげる間取りとなっています。
社長と頻繁に打ち合わせを繰り返していたお父様は実は建築関係の職人。
プロの目から見ても「社長さんは気のいい人だし、仕事の進め方もいい。
大工さんも丁寧な仕事をしてくれた」と大満足の様子です。
O様はすまいポート21のインテリアコーディネートサービスも利用され、ダイニングテーブル、照明、カーテン選びを依頼。
中でもクリーム色をベースにツートーンカラーでアクセントを付けたカーテンは、リビングを一段と明るい雰囲気に仕上げていて、「お友達にも評判がいいんですよ」とお母様もうれしそうです。
「昔は親たちと一緒に暮らすのが当たり前だった。自分たちの代も子どもと両親と祖父母との三世帯同居だったし、私たち家族はそれを続けているだけ。息子がそれを当たり前として家を建ててくれたのは本当にありがたい」と語るお父様。
時代に流されず、自分たちの暮らし方を続けるための新居は、仲良く、心地良く過ごせる新しい工夫がある住まいでした。
とちぎの住まいづくり Vol.33 掲載