太陽光発電とエネファームのダブル発電で快適な平屋
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | 積水ハウス |
家族構成 | ご夫妻+お子様 |
敷地面積 | 471.94m2 (142.76坪) |
延床面積 | 138.00m2 (41.74坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 子育て家事動線平屋趣味 |
設計コンペ開催日 | |
竣工日 | 2011年03月04日 |
掲載日 | 2011年03月04日 |
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外観
太陽光を遮るものがない場所だからこそできた平屋の太陽光発電。
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正面には愛車、背後には愛車のミニカーがずらりと並ぶ男の聖域
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玄関
玄関を起点に一直線に廊下を歩きリビングへ。リビングから寝室につながる廊下を歩くと、ぐるりと一周する造りになっている。
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愛車をガレージから出すのは週末だけ。見ることがメインのガレージには無駄なものを置かず、すっきりと。
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プロ並みの腕前を持つご主人が撮影した風景写真。ギャラリーのように写真を飾ることをイメージして、リビング東側の一面を壁にした
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子ども部屋
将来的には2部屋にする予定の子ども部屋。可動間仕切り収納で簡単に仕切れるようになっている
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リビングと和室からつながるウッドデッキ。晴れた休日にはここで食事をするなど、第2のリビングとしても活躍
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唯一窓に面していない寝室は、いつでも心地いい眠りを誘ってくれる。奥はガレージを見渡せるご主人の書斎
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和室
キッズスペースとして使われている客間の和室。キッチンの隣にあるので、遊んでいるお子さんにも目が届く
STORY
ショールームのようなビルトインガレージのある家
南側が開けた駐車場、そのまた南側は川。
太陽の光を遮る障害物がない土地に、平屋を建てる―。
当初2階建てを考えていたM様が”平屋“というアイデアに出合ったのは設計コンペでした。
家を建てるにあたり、「信頼でき、安心して末長くおつきあい出来る会社を」と大手ハウスメーカーを希望したご主人。
デザイン性などで奥様がかねてから気に入っていた会社がありましたが、コンペで提案されたプランは全ての要望を満たすものではありませんでしたので、平屋で再度プランを立て直してもらうように依頼しました。
最初のプランから完成までに出された設計図は計6枚。
その都度、ご夫妻の要望をかなえるべく、プロとしての意見を交えながら、きめ細かく対応してくれたそう。
さらに、太陽光発電とエネファームのダブル発電を設置したらどうかという提案も。
「これからの時代、環境への配慮をしないわけにはいかない」
と考えていたご主人。
「子どもの世代になったときに『太陽光発電をつけていることが普通』ということになっているかもしれないですしね」と、初期投資費、月々の光熱費のシミュレーションを繰り返し、導入を決定。
冬にはエネファームの発電時に出る熱を利用してのエコな床暖房で「暑いくらいだった」というほど快適に過ごし、東日本大震災後の停電でも太陽光発電専用のコンセントがあるおかげで、情報収集、充電、冷蔵庫の保冷を継続するなど、不安なく暮らすことができたそうです。
通勤車と趣味の車を分けているほど車好きなご主人にとって、なくてはならないのがビルトインガレージ。
ショールームのように愛車にスポットライトが当たり、数々のグッズを飾るなど、「趣味が人生を占めている」というご主人こだわりの空間となっています。
ガレージ奥に見えるのは書斎。
寝室とつながったこの場所で、夜、自作の椅子に座りながらカウンター越しに愛車を眺める―。
そんな時間を夢見て造られたのですが、今はお子さんたちから声がかかり、ゆっくり座っている時間は取れていないそうです。
今回の震災を機に、自分たちの暮らしのあり方、そして住まいに対する考え方を変えなくてはいけないと思った人は多いのかもしれません。
震災前から家づくりを始めていたM様は「子どもたちの未来のために」をキーワードにいち早くその答えを出し、形にしています。
10年後、20年後のスタンダードとなる住まい―その一つがここにあります。