薪ストーブと自然素材。ナチュラルテイストな住まい
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | ケーエムハウス |
家族構成 | ご夫妻+お子様 |
敷地面積 | 270.01m2 (81.51坪) |
延床面積 | 123.58m2 (37.30坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 子育て家事動線自然素材趣味 |
設計コンペ開催日 | |
竣工日 | 2012年01月28日 |
掲載日 | 2012年01月28日 |
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外観
仕事とプライベートを分けたL字の家
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玄関
天窓のある明るい玄関。動線は三方向に分かれていて、一方はリビング、もう一方はキッチンへ、土間を挟んでご主人の仕事部屋へとつながっている
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畳スペース
リビングの一角にある畳スペース。月を模した照明がアクセントに
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LDK
木、土、布。少しずつ色が違い、表情を出してくれる白とベージュのインテリア
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リビングダイニング
薪ストーブが中心となっているリビングダイニング。
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寝室
寝室は屋根勾配と上部の窓が教会のような雰囲気。クローゼットの欄間からの光が間接照明代わりに
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トイレ
北欧風な2階のトイレ。壁紙選びを楽しんだ場所
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キッチン
ところどころにR形状を採用。アンティーク調のペンダントライトとともに優しい雰囲気を醸し出す
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サニタリースペース
奥様が悩みに悩んで決めたお気に入りのサニタリースペース
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ご主人が特にこだわった薪ストーブ奥の展示スペース。
STORY
仕事部屋と生活の場を分けたL字型の間取り
「冬は家族でソファに座って薪ストーブの炎のゆらめきを眺めています」というのは念願の薪ストーブ生活を手に入れたN様。
素足にさらりと気持ちいいバーチの床、ランダムに塗られた珪藻土に、ツートーンカラー使いのリネンカーテン。雑誌を切り取ったようなナチュラルなインテリアが素敵なお宅です。
ご主人は「生活空間とは分かれた場所に仕事部屋が欲しい」、奥様は「ナチュラルなインテリア」と明確な希望があったN様。
ところが、「完成するまで何度も何度も悩んだ」そう。
設計コンペで仕事部屋をL字型の離れにするゾーニングアイデアに出合い、「これがいい!」と思ったものの、L字の向きで悩み、決まりかけた間取りを一から考え直してもらったことも。
しかし、その見直しで「あったらいいな」と思っていた薪ストーブの設置が決まり、2カ所に吹き抜けができるというオリジナルの造りが出来上がりました。
薪ストーブに思い入れが強かったご主人が特に手をかけたのが、薪ストーブ奥のニッチ。
階段下のスペースが半畳の飾り棚になっており、棚の床板を開けると、そこはお風呂から見える別の飾り棚になっているという二重の仕掛け。
「お風呂から眺められる坪庭があったらいいなと思い、設計士さんと相談しながら、設計ソフトを使ってアイデアを出しました」とご主人。
薪ストーブ、ニッチ、坪庭。限られたスペースを上手く使って、自ら夢を実現させた愛着のある空間です。
一方、奥様が時間をかけたのがサニタリースペース。
扉をすべて開け放つと玄関から見えてしまうため、「見せたくなるサニタリー」を目指したそう。
デザイン性と機能面を考え、システム洗面台の下だけを使い、洗面台とニッチは施工会社、鏡は自身で購入、照明はインテリアコーディネーターが手配。
花びらのようなデザインの鏡、清潔感のあるガラスタイルに、フレンチアンティークの照明がぴったり合った大人かわいい空間となっています。
「担当者の方々と何度も話し合って作った感があるので、気に入っている場所です」と奥様も満足そうです。
住まいづくりとは悩みの連続。
しかし、それこそが醍醐味(だいごみ)でもあります。悩んで悩んで選んだお気に入りが詰まったわが家は、訪れる人への名刺代わりになるほど、N様家族の雰囲気を表現してくれることでしょう。