高台の三角地に建つインナーガレージのある家
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | マスケン |
家族構成 | ご夫妻 |
敷地面積 | 229.44m2 (69.40坪) |
延床面積 | 154.36m2 (46.69坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 狭小地・変形地趣味 |
設計コンペ開催日 | |
竣工日 | 2011年06月30日 |
掲載日 | 2011年06月30日 |
STORY
1階も2階もワンフロア。居心地のいい古民家風リビング
「電動シャッターのインナーガレージを、車1台、バイク3台分の大きさで。ほかに外駐車2台、自転車2台」
「ベランダでくつろぎたい」
「リビングの大型テレビにシアターシステムをつけたい(要配管、壁補強)」
などなど、T様が設計コンペで条件として出した用紙には、家族構成から予算、要望、設備、生活スタイル、好みのデザイン、趣味、収納するものの数、アパート住まいで困っていること、購入地の特性まで、実に78項目にも及びました。
個人でまわった住宅展示場では、『7割できない』『優先順位をつけて』と言われました。
でも自分たちにとってはすべてが一番で、優先順位をつけられるものではありません。
しかし、設計コンペでこの会社に見せたら、ほぼ要望通りのプランを用意してくれました」とご主人。
高台の三角地に建つT様邸で特徴的なのが、2道路に面した縦長のガレージ。
要望通りの広さで、収納庫、さらに屋根裏収納まで付いています。「縦にレイアウトするという考えが自分にはなかったので、すごいと思いました。
さらに、ガレージを作ると1階の居住スペースが狭くなるんじゃないかと心配したのですが、それも気にさせないための間取りを考えてくれました」とご主人も納得。
それ以外の条件を一つ一つ検証してみても、なるほど98%は実現しています。
残りはプロとしての意見を踏まえて、T様が納得して条件を取り消したのだそう。
瀟洒(しょうしゃ)な洋館、中は古民家風
また、「内観は古民家風、外観はお任せ」としたT様。
下から望むとエルドラードストーンのアクセント壁が瀟洒(しょうしゃ)な雰囲気の洋館なのに、中に入ると古民家のような和風。
そのギャップに驚きます。
1階は、「食事は座卓で」というご夫妻にあったダイニングなしのLKと仕切ることも可能な和室のワンフロアに、水まわり。
リビングの折れ戸を開放すると、目の前には囲炉裏。
来客が多いT様の第2のリビングとして、またご主人の喫煙スペースとしても活用しているそうです。
2階も、将来間仕切ることも考慮したワンフロア。
広いバルコニーに出ると、高台から景色を見下ろすことができ、風が抜けて、居心地抜群です。
「『この家のオンリーワンはどこ?』と社長に聞いたら、『2階のベランダ』と言っていました。ほかでも真似させてくれと頼まれたのですが、断りました(笑)」
とご主人もお気に入りの場所のようです。
自分たちの要望や条件を妥協せず、任せるところは任せる。
納得のオンリーワンな住まいを建てるヒントを、T様の住まいづくりから学びました。