機能性、快適性を重視した暮らしやすい家
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | 株式会社サンウッド |
家族構成 | ご夫妻+お子様 |
敷地面積 | 354.00m2 (107.08坪) |
延床面積 | 162.57m2 (49.17坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 収納子育て家事動線 |
設計コンペ開催日 | |
竣工日 | 2011年10月01日 |
掲載日 | 2011年10月01日 |
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外観
全室南向きの伸びやかな外観。2階のベランダは端から端までワイドに確保
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LD
造り付けのデスク&本棚が自慢。家族みんなの憩いの場
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リビングに設置されたアイアン調の時計は奥様が選んだもの。下の扉は物干しスペースの入口
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階段の設計上生まれたキッチンの天井の段差は、ゆるやかなカーブにすることで空間のアクセントとなった
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キッチン
キッチンは対面式。白を基調とした空間に、温かみのあるオレンジ色のシンクが映える
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和室
写真手前が6畳、奥が8畳の二間続きの和室。縦長のスリット窓の採用で窓辺が軽やかな印象になった
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シュークローク
玄関脇のシュークローク。子どもたちのサッカーシューズはここに
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玄関ホール
広々とした玄関ホール。各部屋をつなぐハブ的な役割がある
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階段
階段の手すりは2段分カット。圧迫感が解消され、動線もスムーズに
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子ども部屋
可動式の間仕切りを開け放つと2つの部屋が広々とした1室に。子どもたちが独立した後のことを見据え、間取りを工夫
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1階の洗面脱衣室
造り付けの洗面台は、手持ちの洗濯カゴがぴったり収まるように設計
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家屋の東側に面した物干しスペース。雨の日でも花粉症の季節でも心配いらず
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2階の階段室
手すり部分に本棚を設置。スペースを有効活用するひと工夫
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2階の納戸にぴったり収まったタンス。無駄なスペースがまったくない
STORY
スラブヒーターを完備して家中が一定温度であたたかい
2軒分の家が建つほど広々とした敷地に建つ、北欧テイストの瀟洒なたたずまい。
ご夫妻と、小学生から中学生までの男の子3人、計5人が暮らすこの家のこだわりは、シンプルかつ機能的であること。
設計担当者と膝を突き合わせてプランを練った奥様はこう話します。
「末永く、快適に暮らすという視点から、夏涼しく冬暖かで毎日の掃除がしやすく、埃の溜まりにくいシンプルな間取りを希望しました。」
出っ張りや段差を極力少なくした室内空間はシンプルの極みで、その特徴は、玄関を入って左手の二間続きの和室に見ることができます。
この部屋には定番の障子がありません。
その代わり、玄関ドアや階段スペースの壁面などに採用される縦長の「スリット窓」をチョイスしました。
「和室との違和感もなく、モダン和風といった雰囲気が醸し出され、とても気に入っています。障子紙の張り替えからも解放され、日々の掃除もとても楽ですよ。」
と奥様。
一方、ご主人はこう話します。
「わが家には吹き抜けやむき出しの梁、スキップフロアなど、今どきの住宅らしい要素はありません。デザイン性よりも、暮らしやすさや機能性、メンテナンスのしやすさを重視しました。」
玄関を入って右手、約20畳の広さのLDKの一角には、造り付けの長机と本棚が設置されています。
ここは奥様のワークスペース兼、子どもたちの読書スペースとして機能。
天井まで届く本棚は、手持ちの本やDVD、文具等が収まるよう棚の高さを細かく調節できる可動式にしました。ここ以外にも家の中の随所に、造り付けの棚が設置されています。
特筆したいのは、LDKの一角にある2畳弱の小部屋。ここはスラブヒーター完備の物干しスペースで、花粉症などアレルギー対策に万全を期した空間です。
家屋の東側に位置し、隣家と隣り合っているものの、日当たりは問題ありません。
花粉の気になる季節だけでなく、雨の日や夜の室内干しのときにとても重宝しているそうです。
もちろん、このスラブヒーターは全館完備。
最新の蓄熱式床下暖房システムで、これからの季節は日だまりのような暖かさとか。
快適な住み心地を満喫している様子でした。