吹き抜けのある明るいキッチンが魅力的な住まい
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | マスケン |
家族構成 | ご夫妻+お子様 |
敷地面積 | 207.26m2 (62.69坪) |
延床面積 | 128.09m2 (38.74坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 中庭自然素材趣味 |
設計コンペ開催日 | |
竣工日 | 2011年07月23日 |
掲載日 | 2011年07月23日 |
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外観
間口の広い土地に悠々と建てられたM様邸。車も5台は駐車できる。 実際の面積よりも、土地も家も広々として見える造りに
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リビング
リビングとウッドデッキを仕切る折れ戸は奥様のこだわり。 窓をフルオープンにして、風通しをよくするのが奥様にとっての快適な生活
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LDK
LDKに入ると正面に目立つ大谷石の壁。部屋がぐっと落ち着いた雰囲気に。 奥様の希望でLDKには床暖房が設置されている
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吹き抜けを見上げると、まるで教会のように白く美しい天窓
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サニタリースペース、階段、パントリー。 リビングに面したスペースを美しく仕切ることで、雰囲気を損なわずに冷暖房効果も上がる
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太陽の光が入る、風が抜ける。住宅街に建ち、快適な暮らしができる工夫
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寝室
寝室に設置された窓からはリビングの様子がよくわかる
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アプローチ
アプローチの枕木、玄関脇の黒竹、バイク用のガレージ。ご主人こだわりの空間
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破魔矢を飾るために設えたニッチと大谷石は「玄関を入って驚きが欲しい」というご夫妻のアイデア
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この家のメインと言っても過言ではない、ご夫妻が一番望んだ防具部屋。 収納棚が桐のスノコというこだわり仕様
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和室
和室に設えたアクセント壁兼飾り棚。パタッと開けばお節句の飾りも置ける広さに
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建築士がポイントとした、階段を上がる時に見える吹き抜け。白い壁に反射した光が神々しいほど
STORY
大谷石を使った和モダンなリビング・ダイニング
「どんな家にしたいか?」住まいづくりを考え始めたときに、最初に出てくる、一番要となる問いです。生活動線や収納量、デザイン性、家族が集える場所、自分だけのスペースなど、人それぞれでしょう。
M様が求めたのは「驚き」。
「この家には外から玄関に入ってのびっくり、玄関からリビングに入ってのびっくりがあります」とご主人。
玄関のドアを開けると、真正面に破魔矢が飾られているニッチが目に入り、最初の驚きがあります。
「破魔矢は縁起物なので玄関に飾っておくといいそうなんですよ」と奥様。
下部に大谷石が配された和モダンな玄関ホールに、ダウンライトで照らされた破魔矢が華となっています。
さらに、リビングへと続く扉を開けると、全面大谷石のキッチンの壁に目を奪われます。
ご夫妻の「大谷石を使いたい」という希望をかなえたM様邸の顔となる場所。
そのレストランのような佇まいに、この家を訪れたお客様は必ず「うわぁ」と感嘆の声が出てしまうはずです。
また、キッチンの壁の前に立って上を見上げると、真っ白な吹き抜けが現れます。
ダークブラウンで統一された和モダンなLDKにいて、頭上は教会のような十字の窓の美しい白い世界というギャップ。
三つ目の驚きです。
四つ目は和室に。
ふすまと統一されたデザインの黒いアクセント壁の出窓。
「お節句の飾りをここに飾りたい」というご夫妻の希望もあって作られた出窓ですが、飾りを置くには奥行きが足りず、設計上出窓のサイズを変えることは難しかったのだそう。
そこで考えられたのがアクセント壁から棚がパタリと出てくる方法。
隠し扉ならぬ隠し飾り棚という驚きのアイデアです。
もう一つ、寝室にも意外な驚きがありました。
吹き抜けからリビングが見えるように窓を付けるお宅はよくありますが、M様邸は足下に大きなフィックス窓を設置。
歩いていると見過ごしてしまいそうな窓ですが、寝転がりながらリビング全体をよく見渡せるという優れものです。
桐を使った、防具のための部屋
これまでの驚き以上にご夫妻が一番こだわったのは、実は防具部屋。
プライベート用の玄関奥に設計されたその部屋には、片側に面や胴、もう片側には剣道着、手前には竹刀立てを設置。
面や胴を置く場所は桐のスノコになっていて、換気扇を付けて湿気対策もされています。
「設計をしてくれた方が剣道をたしなむようで、細かいことを言わなくてもサイズなどもきっちり合わせてくれました」とご主人も納得の出来映えです。
この家の「驚き」を一番最初に体験したのはM様ご夫妻。
設計コンペの時点で、自分の中で思い描いていた「この土地にはこんな感じだろう」という間取りとは全く違う提案が出て、「新しい世界が広がった」と言います。
新居に住み始めた今、その住み心地の良さにうれしい驚きを感じているのではないでしょうか。