無垢の床材を使った木のぬくもりあふれる家
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | 牧田工務店 |
家族構成 | ご夫婦+お子様 |
敷地面積 | 224.98m2 (68.05坪) |
延床面積 | 97.71m2 (29.50坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 収納家事動線自然素材 |
設計コンペ開催日 | |
竣工日 | 2012年06月12日 |
掲載日 | 2012年06月14日 |
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外観
片流れの屋根と、木のぬくもりを感じる外観。東南角地に面し、日当たりと風通しは申し分ない
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ダイニング&キッチン
ダイニング&キッチンを、家族の暮らしの中心に
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ダイニング
ダイニングの天井の一部は吹き抜け。見上げると板で仕切られ、キャットウォークに。 1階と2階の空気はここを介して循環する
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キッチン
シンクと対面するカウンターは、調理台や配膳台として機能。下部の引き出しは収納力たっぷり
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左側が階段室で右側が子ども部屋
子どもの成長に応じて梁の中央で間仕切れるよう設計されている
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ロフトスペース
片流れ屋根の構造を生かした子ども部屋のロフトスペース。 見下ろすとリビング吹き抜けのキャットウォークが見える
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書斎スペース
階段室を利用したご主人の書斎スペース。造り付けの机と本棚は空間にもマッチ
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書斎スペース
シンク脇に設置した奥様の書斎スペース。こちらも造り付けの机と本棚が大活躍
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将来、仏壇を置くスペースとして設けた和室の飾り棚
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洗面所と浴室
天井・壁ともサワラ材を用いた洗面所と浴室。床面はコルク材を敷いた
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ウッドデッキ
家屋南側のワイドなウッドデッキ。サッシを開け放てば、リビングの延長としても使える
STORY
木の造作家具や収納はオーダーメイドで使いやすさ抜群
目と鼻の先に小・中学校がある文教地区。数年前から分譲が始まった新興住宅地には、同世代ファミリーが暮らす、真新しい家々が建ち並びます。
自然素材を使ったW様邸は、片流れの屋根と、木のぬくもりを感じる外観が特徴的。隣接する住宅と比べて、ひときわ個性的なたたずまいです。
計4社の設計コンペの中から、ご夫婦が選んだ住まいは、シンプルさを極めた木の家でした。
無垢の床材、漆喰壁など自然素材を多用し、間取りもできるだけシンプルに。
「流行のモダンテイストは求めませんでした」とご主人が言うように、室内には自然素材ならではの「柔らかさ」と「温かさ」に溢れ、心安らぐ「ほっこり感」が漂っていました。
「各社のプランを見比べ、即決で依頼先を決めました。しかも、完成した家はほぼ当初のプラン通り。間取り図を見て、直感的に家族の暮らしをイメージできた点が決め手でした。数社のプランが比較できる設計コンペは、住宅会社の設計力・提案力を推し量るうえで大いに参考になりますね」
こだわりの住まいは1階がLDKと客間、水まわり(浴室・洗面所・トイレ)で構成され、2階に主寝室と子ども部屋があります。
自然素材は室内の随所に使われ、例えばLDKの床材は無垢のスギ板、壁は漆喰、浴室・洗面所の天井と壁は水分や湿気に強いサワラ材を用いています。
聞けば、ダイニングに鎮座する大テーブルは大工さん特製で、耐久性が高く、抗菌効果や癒やし効果のあるヒノキ材を用いたとか。
その他にも、キッチンと隣り合う造り付けのカウンター(調理台・配膳台)も木製でした。
「家中の至る所に、造り付け収納や飾り棚を設置していただいたお陰で、新居に移る際、新たに購入した家具はほとんどありませんでした。主婦の立場から、キッチン脇の小さな書斎スペースは使い勝手もよく、特に気に入っています」と奥様は話します。
造り付け収納や飾り棚は、高さや幅などオーダーメイド感覚で設置できるため、市販の家具と比べて機能性の高さは群を抜いています。
スペースの有効活用にもなるほか、素材を統一することでデザイン性も加味され、また、コスト的にも無駄がありません。
すべてにおいて「納まりのいい家」といえそうです。