高い天井で開放感あるスタイリッシュな平屋
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | タカオ設計 |
家族構成 | ご夫婦+お子様 |
敷地面積 | 343.00m2 (103.75坪) |
延床面積 | 130.01m2 (39.24坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 中庭介護・健康家事動線平屋 |
設計コンペ開催日 | 2011年10月02日 |
竣工日 | 2013年08月13日 |
掲載日 | 2013年08月13日 |
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外観
ダークブラウンの塗り壁が特徴的な外観。住まいも庭も、ゆったりとした雰囲気
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階段ポーチ
建物の格を上げる、石造りの階段ポーチ。 曲線がやさしい印象を醸し出す
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テラス
「コ」の字型の中央部分にテラスを配置。 各部屋からアクセスできる
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玄関扉を開けるとシンプルな空間が広がる。ニッチの飾り棚がアクセントに
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ダイニング
天井高は最大3.7m。平屋建て住宅の構造特性を生かす
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主寝室
主寝室の長テーブルは造り付け。南向きのスリット窓はカフェのよう。スポットライトの光がエコカラットの壁に陰影をつける
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畳スペース
リビング&ダイニングに隣り合う4畳半の畳スペース。琉球畳はモダンな空間にもマッチする
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畳スペース
畳スペースからリビング&ダイニングを望む。和の趣たっぷりのペンダントライトは奥様がセレクト
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リビングと畳スペース
5センチの段差を付け、無垢材のスリットを壁際に配し、空間を分けた
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南側の窓際からキッチンを望む。畳スペースを含め、それぞれの空間が一体となっている
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トイレ
トイレは和にこだわった。朱色の壁紙と陶器の手洗いボウルが純和風の雰囲気を醸し出す
STORY
リビング・ダイニングを中心にしたコの字型住宅
ダークブラウンの塗り壁がひときわ目を引くT様邸。
100坪超の敷地に建つ、ゆったりとした平屋建てのたたずまいと、石材を主体とした庭が響き合います。
聞けば、ブラウン系の外壁色は、特別に注文したオーダー色とか。
いわゆるラインナップ色では飽き足らず、より重厚感のあるブラウンを選ぶなど、自分好みの色をとことん追求したそうです。
結果として、唯一無二の存在感を放つ住まいになりました。
平屋建てのチョイスにも理由があります。
近くにあるご主人の実家は代々農業を営み、築40年ほどになる母屋は昔ながらの木造平屋建てです。
ご主人はその伸びやかな住空間を新居の設計に生かすことにしました。
「平屋建て特有の伸びやかさを生かしつつも、昔の家の暮らしにくさ、例えば暗い、寒い、段差があるなどのマイナス面を排除して、今の暮らしに合った快適性・利便性を追求しました」とご主人。
当初は純和風の家、もしくは山小屋のような三角屋根の家をイメージしていたそうですが、施工会社が提案した空間設計、デザイン性、素材選びなどがいたく気に入り、最終的には現状のモダンかつスタイリッシュな住まいに落ち着いたそうです。
空間設計のポイントは、リビング&ダイニングを中心に各部屋を「コ」の字型に配置したこと。
毎日の家事・生活動線を考慮しました。ちなみに、リビング&ダイニングの天井高は約3.7mもあるなど、平屋建て住宅ならではの構造を生かしています。
また、主寝室は12畳と広めです。
南面に造り付けの長テーブルを配し、一見するとカフェのカウンターのようにも見えます。「来客時、セカンドリビングとして使えるように、余裕のある広さと機能性を加味しました」例えば、実家のご両親が訪れた際、2階建ての場合は寝室を1階と2階に分けることでプライバシーが確保できますが、平屋建ての場合はそうもいきません。
そうしたケースを想定し、セカンドリビングとしても使える機能を持たせたそうです。
「コ」の字の辺を形成するリビング&ダイニングと主寝室は、テラスとフラットにつながっているので、空間がより広く感じられる効果も。
縦方向にも横方向にもゆったり、伸び伸びと過ごせる住まいが完成しました。