敷石、土間、梁。和風・平屋の住まい
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敷石、土間、梁。和風・平屋の住まい

新築施工事例

敷石、土間、梁。和風・平屋の住まい

コーディネート すまいポート21宇都宮本店
設計・施工 ケーエムハウス
家族構成 ご夫妻
敷地面積 303.67m2 (91.67坪)
延床面積 97.71m2 (29.49坪)
区分 新築
こだわり 家事動線平屋自然素材趣味
設計コンペ開催日 2014年03月09日
竣工日 2015年02月20日
掲載日 2015年12月11日

STORY

山小屋にいるような開放感の味わえる梁のあるリビング

「びっくり箱みたいな家だと思うんですよね」と表現するのはO様ご主人。
なるほど、外観から洋風なインテリアを想像して玄関扉を開けると、正面に古家具のような風合いのシューズクロークがあり、三和土(たたき)を隔てて左右にリビングと離れのような和室が敷石でつながっているという意外性に入り口から驚かされます。
さらに、和室に入り、3枚ある引き戸の1枚を開けると、出てくるのは布団ではなく外とつながった土間収納。自転車や釣り道具などが置かれた奥行きのあるL字型のスペースになっています。


「好きなものを選んでいったらこうなった」というインテリアは、空間ごとにイメージを変えたミックススタイル。
メインとなるLDKは、勾配天井の白い空間に南フランス松の床材に合わせてダークブラウンに染めた梁と入り口の扉のコントラストが美しい空間です。そこにビンテージの雰囲気を加えているのが、外装に使う木をモザイクのように組み合わせたアクセントウォール。
当初、ダークブラウンの腰壁を希望していたご夫妻でしたが、「部屋が暗くなってしまう」と建築会社のインテリアコーディネーターのアドバイスを受け断念。代替えとして、自らインターネットで見つけたデザインを提案し、建築会社が適した材料を探し出して、木の凹凸と質感が味わい深いアクセントウォールが出来上がりました。

インテリアに木を用いたのにはご主人なりの理由が。
「山に小さな家を建てるのが理想だったんです」とご主人。
通勤や通学、利便性、妻の実家の近くにということを考えて決めた土地に後悔はないけれど、どこかに理想を追い求めたいという気持ちもあり、設計コンペの要望書にも「家は小さければ小さいほどいい」と書いたとか。
設計コンペで4社中3社がコンパクトな2階建てを提案した中、1社が出してきたのは広々としたウッドデッキがある平屋。
山小屋にいるように開放感を味わえる勾配天井に梁、大きな窓を開けてウッドデッキに出ると、間近に鳥のさえずりが聞こえます。
「ツバメが巣を作ったんです。ツバメが選んだくらいだから、居心地がいいのかな」とうれしそうに話すご主人。
「山に小さな家を建てる」のではなく、「山に住むように暮らせる家を作る」ことで理想を叶えたO様。
ツバメの成長を見守りながらの楽しい暮らしが始まっています。

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