カフェ風のおしゃれなフレンチハウス
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
---|---|
設計・施工 | サラサホーム筑西 |
家族構成 | ご夫妻+お子様 |
敷地面積 | 232.00m2 (70.18坪) |
延床面積 | 143.67m2 (43.46坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 収納子育て家事動線自然素材 |
設計コンペ開催日 | 2014年06月14日 |
竣工日 | 2015年07月10日 |
掲載日 | 2016年04月27日 |
-
外観
屋根は3色混ぜ葺きのS瓦、壁は白の塗り壁。太陽光を浴びると南仏の趣が増す
-
玄関
外壁の一部と玄関扉の上部をアール状にしたことで、異国情緒たっぷりのモダンな玄関まわりになった
-
玄関内
玄関を入ると、曲線を描いた上がり框(かまち)が目に飛び込んでくる。左側の木戸の奥はシューズクローク
-
1階の廊下
グリーンのリビングドアに注目。施主支給のステンドグラスをはめ込んだ
-
設計の自由度の高さが、毎日の暮らしを楽しくする
-
リビング&ダイニング
パインの無垢材を3色に塗装し、ランダムに張り分けたリビング&ダイニング。シャンデリアなど施主こだわりの照明器具が空間に映える
-
和室
LDKと隣り合う6帖の和室。市松模様の琉球畳がリビング&ダイニングのインテリアとマッチする
-
家事スペースと洗面室
写真右側がミニデスク付の家事スペース、左側が洗面室。オリジナルタイルでしつらえた洗面台の図柄は奥様のデザイン
-
キッチン
「コ」の字型のキッチン。作業スペースも十分確保。使い勝手は申し分ない
-
キッチンの先は、家事スペース→洗面室→脱衣室→浴室まで一直線
-
2階トイレの手洗いカウンター。1階の洗面室と同様に奥様のデザインをもとにしつらえた
-
子ども部屋
中央で2部屋に間仕切れるよう設計した子ども部屋。ビビッドな色合いのアクセントクロスがポイント
-
1階トイレの手洗い場。ビンテージ感溢れる水栓と白壁が共鳴し、カフェ風の空間になった
STORY
使いやすい&かわいい! コの字型の白いキッチン
H様邸は結城市の中心部から車でほんの数分、近年宅地開発が進み、新しい家々が建ち並ぶ住宅街に位置しています。
地元・茨城県出身のご主人の職場はお隣の栃木県小山市。
以前は小山市内のアパートに住んでいましたが、長女の幼稚園入園と次女の誕生もあり、勤務先にも近いここ結城市に念願のマイホームを建てることにしました。
「設計コンペ」を利用したのは、『とちぎの住まいづくり』の読者だったことから。
「家づくりに関して何から始めてよいのかわかりませんでした」というご夫婦にとって小誌は、建築会社選びや住まいのトレンドを知るにはうってつけで、利用価値の高い情報ツールになったそうです。
「設計コンペはもちろん、土地探しまで相談できたのはとても便利でした」とご主人。
実際の設計コンペではハウスメーカーや工務店を含め数社で検討。
最終的に設計力とデザイン性、そして自由度の高さに惹かれて地元の工務店を選んだそうです。
そんなH様ご夫妻の家づくりのテーマは「フレンチ&カフェ」でした。
塗り壁や無垢材など自然素材へのこだわりも特徴の一つで、奥様が収集した照明器具や小物類と響き合い、独自の空間を創り出しています。
こだわりの数々はLDKと水まわりに表現されています。
特に目を引くのはリビング&ダイニングの床材で、パインの無垢材を3色に塗装してランダムに張り分けています。一見するとお洒落なカフェやサロンのよう。
ビンテージ感漂う空間はH様邸〝らしさ〟を醸し出しています。
デザイン性のみならず機能性も考慮され、奥様こだわりのキッチンは使い勝手を優先した「コ」の字型です。作業スペースもゆったり確保しました。
「女の子2人なので、成長とともに料理に興味を持ち、やがてお手伝いしてくれると思います。そんなときに3人でキッチンに立っても窮屈にならないよう、幅を広くしました」と奥様は話します。
キッチンを支点にした家事動線も十分考慮されていて、家事スペース→洗面室→脱衣室→浴室まで一直線。
その間にパントリー(食品庫)や収納が配されるなど、作業効率と空間利用を念頭に置いた間取りが特徴的です。
空間デザインと暮らしやすさを両立させた住まいが完成しました。
とちぎの住まいづくり Vol.30掲載