ビルトインガレージのあるスタイリッシュな外観の家
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | 清水荘工務店 |
家族構成 | ご夫妻+お子様 |
敷地面積 | 164.45m2 (49.75坪) |
延床面積 | 124.63m2 (37.70坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | ペット中庭家事動線自然素材 |
設計コンペ開催日 | 2015年03月29日 |
竣工日 | 2016年04月30日 |
掲載日 | 2017年01月07日 |
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外観
箱型のスタイリッシュな外観がひときわ目を引く
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外観
2階主寝室部分が大きく張り出し、玄関と駐車スペースの軒の役割を果たす
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床は無垢のオーク材。グレードまで吟味し、節がなく色はランダム
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ご主人の愛車2台のバイクが収まるビルトインガレージは、ご主人の趣味の部屋を兼ねる
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リビング
空間づくりのプロが手掛けた絵になるリビング
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中庭に面した掃き出し窓はフルオープンに。縁側のようなウッドデッキが、リビングと庭をつなぐ
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キッチン
キッチンの背面収納はご夫妻でイメージ図を作成、タモ材で造作してもらった。キッチン本体にも同素材の面材が貼られているので統一感のある仕上がりに
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階段下は、大工さんに造作してもらったデスクを置いてワークスペースに。デスク・エアコンの格子共に、キッチン同様タモ材で統一
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2階廊下部分
左手が子ども部屋、右手には幅4mにもなるクローゼットが。
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ビンテージの鏡のチーク材の枠に合わせて、収納や扉などの色を決めた。生活感が出る洗濯機を隠せるように、引き戸を設置
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南側に大きく腰窓をとり、明るさたっぷりの子ども部屋。2階の床はサクラの無垢材。将来2部屋に仕切れるようになっている。左手はキャットウォークに続く
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キャットウォークから出られるバルコニーは、布団干し専用と割り切り、最低限の出幅に
STORY
中庭、キッチン、サニタリーにもこだわったおしゃれな空間
人も、外見からは想像もしなかった内面を見たとき、その魅力が何倍にも感じられることがあります。
K様邸はまさにそんなお宅。
リビングに通されると、そこにはシャープな外観や、大きな窓が見当たらない南道路側からは想像もつかないような、光に溢れ、木のぬくもりに包まれた開放感あふれる空間が広がっていました。
中庭を通して、吹き抜けから降り注ぐ光が、リビングの奥まで明るく照らしているのです。
案内していただくと、1階部分は、中庭を中心に南側に水廻りとバイク用車庫、西側に玄関、北側にリビングが配されたコの字型になっていました。
「50坪を切る土地で、まさか中庭を提案されるなんて」とご夫妻が驚いたという中庭は、お子様のお気に入りの場所。
採光という役目の他、人目や危険を気にせずお子様が存分に遊べる、なくてはならない場所となりました。日当たりとプライバシー両方を確保した、見事なプランです。
実はこの建築会社に出会う前、他の建築会社と1年ほどやりとりをしたものの、どうしてもご夫妻のこだわりと、予算面での折り合いがつかず、視野を広げようとすまいポート21を訪れたのが始まりだったそう。
候補の1つとなった建築会社から、建築家とコラボする提案を受け、その建築家が手掛けた物件を見学し、「ここしかない」と心に決めたそうです。
「この建築家のつくる、実際の広さ以上にゆったりと感じる空間に惚れたんです」とのご主人の言葉は、K様邸の魅力をそのまま表しています。
ご主人の愛車である2台のバイクが収まるビルトインガレージが欲しい、という要望に対して、土地が限られた広さである中、8帖もの空間が実現したのも、プランニングの妙なのでしょう。
お気に入りのショップをイメージしたガレージは、ご主人の服や机も持ち込んで、趣味の部屋に仕上げる予定だとか。
居住空間と同じように断熱材も入れ、入れられない鉄骨の基礎の部分は、立ち上がり部分の内壁にNASAが開発した熱を伝導しない素材を使った断熱塗料を塗布。
寒がりのご主人も大満足の空間に仕上がりました。 建築家のプラン力、建築会社の施工力とコーディネート力、そこにご夫妻のこだわりと情熱が融合し、暮らしやすく美しい家が完成しました。
とちぎの住まいづくり Vol.31 掲載