掘りごたつ式の畳スペースのある居心地のいいリビング
コーディネート | すまいポート21宇都宮本店 |
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設計・施工 | 株式会社 サンウッド |
家族構成 | ご夫婦+お子様 |
敷地面積 | 349.43m2 (105.70坪) |
延床面積 | 118.68m2 (35.89坪) |
区分 | 新築 |
こだわり | 収納子育て家事動線 |
設計コンペ開催日 | 2015年02月02日 |
竣工日 | 2015年11月21日 |
掲載日 | 2017年01月07日 |
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外観
約105坪の敷地に建つO様邸。西側から家屋を望む
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玄関
真っ白い壁とブラウン系の建具でコーディネートされた玄関
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シューズクローク
収納力、使い勝手ともに十分のシューズクローク
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洗面所と浴室・脱衣所
洗面所と浴室・脱衣所のスペースは、子どもが成長したときのプライバシーを考慮し、引き戸で間仕切れるようにした
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LDK
畳の上の居心地と、モダンテイストを両立させた住空間
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子ども部屋
自然光が差し込む子ども部屋は陽当たり良好。個性的なカーテンのコーディネートが目を引く
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主寝室
ホテルの客室のような主寝室。ミニデスクと書棚のコーナーは書斎として機能する
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2階の階段踊り場付近。廊下の一角にシンプルな洗面台をしつらえた
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トイレ
モノトーンのアクセントクロスは奥様のセレクト
STORY
広いユーティリティと、家事動線を工夫した間取り
2つの切り妻屋根が高低差を付けながら交差する建物外観。
モスグリーンの洋瓦と相まって個性的なたたずまいです。
室内に入ると真っ白い壁とブラウン系の建具・床材とのコントラストが印象的で、ダウンライトに照らされた空間は洗練された雰囲気が漂います。
外観・内観ともに洋のテイストに溢れていますが、意外にもリビング&ダイニングは小上がりの畳敷きでした。
その理由についてご主人はこう話します。
「これまでの生活の中で、リビングにテーブルとイスを置いて暮らした経験がありませんでした。実家の居間が掘りごたつ式だったこともあり、その居心地の良さから必然的に新居のリビングも畳敷きを選択しました。小上がりにしたことで冬季は掘りごたつが使えます」
小上がりにしたメリットはほかにも。
隣り合うキッチンで立ち仕事をしていても、互いの目線が合うほか、小さな子どもを遊ばせていても目が届くので安心とのことでした。
ちなみにO様邸の場合はリビングとダイニングをあえて分けずに、およそ7.5帖の畳スペースをリビング&ダイニングとして兼用しています。
その隣には約6帖のタタミスペースがあり、普段は子どもの遊び場兼お昼寝場所として、来客時は客間として使っています。
もう一つのこだわりは、キッチンスペースとは別に、壁で間仕切られたユーティリティーです。
家事のしやすさを考慮し、奥様たっての希望でしつらえました。
ここは洗濯物を室内干しするなど家事全般を行うための部屋で、同時に日用品の収納スペースとしても機能します。
大工さん造り付けのテーブルや棚は収納力も十分で、常日頃から心がけている整理整頓にもひと役。
勝手口にも通じているので使い勝手は申し分ありません。
収納や整理整頓の面では、玄関脇のシューズクロークも大活躍しています。
およそ2帖の土間空間ですが、靴以外にもカー用品やアウトドア用品、ペットボトルやトイレットペーパーなどの日用品を置いておけるのでとても便利とか。
居心地だけでなく、家事動線や収納等、暮らしの利便性・機能性に考慮した住まいが完成しました。
とちぎの住まいづくり Vol.32 掲載