5、和室 畳(座敷)
公開日 : 2018.8.18
伝統的和風の家研究レポートやはり和室には畳です。畳は日本の自然を取り入れた傑作品と言ってよいでしょう。畳は吸湿性、吸音性、そして断熱効果に優れた和室の主役素材です。この素材が湿気の調節になり、高温多湿の日本に合うばかりでなく、結露やカビなども防ぐ効果に繋がっていると言います。また個人的には畳の独特の感触が好きです。最近では、この感触を活かして、フローリングの上に敷いたり、畳のコーナーなどを設けることも多いようです。
“畳の上で死にたい”とする日本の美意識
ところで、今は死語になってしまったのでしょうか?“畳の上で死にたい”という言葉がありますが、この言葉には日本人の精神と日本の住宅が密接に関係しているように思います。
昔、住んでいた私の家には畳の部屋が三つありました。今、住んでいます家には一つしかありません。しかし、畳の香りは忘れられません。
“畳の上で死にたい”とは思ったことはありませんが、死ぬ時はせめて自宅で穏やかに死にたいと思う気持ちは分かります。
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