「チコリ」のお話

「チコリ」のお話

冬のベジタブルハーブに登場した「チコリ」についてお話いたします。
「チコリ」は、育てやすいハーブです。夏に涼しげなブルーの花が咲くのも魅力のひとつです。また、季節ごとに育て利用する楽しみがあることもチコリの魅力のひとつと言えるでしょう。

「チコリ」の利用

「チコリ」には消化を助け、胃や肝臓の働きを高める、また、利尿作用もあります。軟白栽培(日照を遮って育てる事)をすると、ロケット形の白い新芽が伸び、サラダやソテー・スープ・オードブルなどに利用します。
夏に咲くブルーのお花は開花して直ぐに摘み、花びらを食用します。
半日花ですから摘み取って直ぐにお花を使用する事が出来ますが、時間が経つと花は萎んでしまいますので、摘み取った花びらをばらしておきましょう。食用とする葉は、軟らかい若葉を使用します。

根は開花直前に掘り出して洗い、チップにしてから乾燥させ、地上部はそのまま天日干しにします。根を利用したノンカフェインのチコリコーヒーは、乾燥させた根を焙煎(フライパンかオーブンを利用します。)し、ミルで粉末に挽いてコーヒー同様に入れます。5gでカップ1が目安です。
地上部はそのまま天日干しにして、ハーブティーとして飲むことができます。

「チコリ」の育て方

こぼれ種や秋まきしたチコリの種が冬には緑の葉に育ちます。
春から夏にかけ、気温も上昇してくるとだんだん上に成長し2mほどにまで育ちます。
簡単な軟白栽培は、深めの鉢にチコリの苗を植え水抜き穴の開いた黒いビニールに入れて栽培するか、鉢をすっぽり段ボールで覆いかぶせて気温10℃以上の所で栽培します。
茎が伸びて成長し、鮮やかなブルーの半日花が夏から秋にかけて次々と毎日、咲き続けた後に種が出来ます。
小さな種が一つのお花に数十個実り、この種はこぼれ種でもよく発芽します。
根を利用する栽培のポイントは根がまっすぐ下に伸びて成長し掘り出すため、深さのある鉢やプランターがおすすめです。

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