本のある暮らし【vol.5】
さて「読育」からお次は、本のある空間づくりのお話しをさせていただきたいと思います。最近のお住まいには、ご家族のライブラリースペースを設けるご家庭も珍しくありませんね。ご家族みんなが読書を楽しめるライブラリースペースは、本好きな方にはたまらない贅沢な空間である一方、なかなか本とふれ合うことのできない方にとっては、意識しなければそういった空間づくりも思いつかないものです。
そこで今回は、住まいに本をとりいれられる空間づくりのヒントをご紹介‼誰にでも簡単に、そして手軽に本のある空間をつくることができるので、ぜひお試しくださいね。
「しまう」より「だす」のがポイント
離れに書庫を設けてしまった我が家の場合、母屋にライブラリースペースと呼ばれる空間は存在しません。その代わり「目につくところに1冊」といった具合に(ただ単に部屋が片付いていないんじゃ…という想像はご勘弁を・笑)、本が身近にある暮らしをしています。
そんな空間づくりのポイントのひとつが、市販のアイテムの活用です。本棚を買うことも、つくる必要もありません。壁があればOKです。
まず用意していただきたいのが、ウォールラック。壁に取り付けが可能なタイプです。100円ショップや大型ホームセンターに行けば簡単に手に入るはず(ちなみに我が家は「無印良品」のものを愛用中)。そのラックを好きな場所に取り付け、本を置く。で、終了(笑)。
しかし、その効果は計り知れず‼お洒落な表紙の雑誌やお子様のお気に入りの絵本、「読む」と「飾る」楽しみを同時に手に入れることができるのです。我が家ではダイニングの壁に取り付け、季節ごとに本をセレクト。キッチンから眺められるインテリア風景のひとつとして楽しんでいます。12月はクリスマス、3月はひなまつり…といった行事に合わせると、四季の変化を感じられるので、とてもおすすめ。階段や廊下などに取り付ければ、空間のアクセントにもなるでしょう。
また、カゴも頼もしいアイテムです。リビングの隅に、チェアを一脚置いてその上にさりげなく本の入ったカゴをブランケットと一緒にのせれば、素敵なインテリアにもなりますし、お子様の読み聞かせ用としてカゴバックに絵本を入れてもお洒落。「見せる収納」を兼ねた、ちょっとした移動本棚的な使い方ができるカゴ(カゴバック)は、まさに必需品です。
本を「しまう」ことも大切ですが、あえて「だす」。「だす」からには空間に馴染む、もしくは、さらによりよい空間にする工夫がポイントとなります。
棚やカゴだけでなく、身近なアイテムをうまく使って、本のある空間づくりを楽しんでみてはいかがでしょう。
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