住まいとのかかわり方

住まいとのかかわり方

建築家が、エゴやワガママで格好の良い住宅や斬新で話題性のある住宅で注目を集めるような設計をするのが、建築家の仕事や資質だとは私は思わない。

心地よい光や風や木々のとりいれ方、素晴らしい眺望や内と外のかかわり方や周辺環境のとらえ方。また、その地方の四季の変化や日によって変わるお天気にも気を配り、住む方のその家での暮らし方や想いを読み取り、住み始めてからも過ぎる年月の暮らしの変化に対応でき、そのご家族が愛着をもって住み続ける家づくりのお手伝いをすること。それが建築のプロとしての最も大切なことではないかと思っています。 建主の方と話し合って気心も知れお互い分かり合うことが大切です。相性も合わないとなかなか満足のいく住まいになっていかないこともあるからです。
そのように建主の方と気軽に話し合い分かりあえる敷居の高くない建築士がたくさん居ることも住宅を考えている皆さんには理解して頂きたいと思います。

大昔は洞穴生活で自然と共存し、後に住宅建築といわれる竪穴式住居での生活に進行して行きました。
人間は弱い動物です。弱いが故に昔からの知恵として外敵から家族を守るために「いい巣(住宅)」を造るようになったのだと思います。その後、より良い快適な住宅に住むことが住宅の進歩にも繋がることになったのでしょう。

住宅は、皆さん誰もが夏涼しく冬暖かい家を望んでいますね!当然、その方が快適に暮らすことができますし・・・。
現在の高気密で外気を遮断する工法がありますが、部屋~縁側~障子~ガラス戸~雨戸などと外部の気候や気温変化に開け閉めで対応でき、自然の力と話しあえる。内と外のつながりがある心豊かな暮らし方ができるような提案でも良いのではないかと思います。 あまり冷暖房設備に頼り過ぎず光や風の恩恵を受けて暮らすことが気持ちの良いことと思う感覚が、人間にとって自然なのではないのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

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