私たちは色から受ける力で生活に変化を与えられます。色は性格や心理状態を変える目に見えない力を持っているのです。
インテリアには欠かせない『色』という要素。色を上手に使うことで空間を演出するだけでなく、感情や行動をコントロールすることができます。そんな色の効果から体の五感に受ける刺激を毎日の暮らしに役立ててみましょう。
色を意識することで、何気ない日常に変化をもたらしてくれるかもしれません。
今回は、さまざまな色の中から『青』を取り上げてみます。
青色のイメージ 青色は、冷たさや寂しさを表すと同時に、空や海という壮大で無限の可能性を感じさせる深みのある色です。タイルや陶磁器、織物など、青は昔からインテリアにも取り入れられ、時代を超えて好まれている色です。好感度が高い色である一方、収縮色、後退色、寒冷色、鎮静色のイメージ効果も持っています。
青色の心理効果
- 興奮を押さえる
- 睡眠を促進させる
- 集中力を高める
- 時間経過を遅く感じさせる
- 食欲を減退させる
ただし、たいてい青色は気持ちを静めてくれるものですが、沈みきっている場合には必要以上に促進させてしまう恐れがあります。青を使うにしてもライトブルーやパステルカラーの明るい青を使うなど、重すぎない印象をつくることが必要です。
青はリラックス感を与える色 青は精神を安定させる効果があります。青色の光は、副交感神経(体に栄養と休息をあたえる神経)を刺激します。
体温、脈拍、血圧が下がり、興奮を鎮めストレスを緩和し、心身ともにリラックスした状態へと導きます。また、青色の光は安眠に導く効果もあります。不眠症の方や、興奮して寝付けないときは、青のパジャマを身につけたり、ベッドサイドに青の小物を置いてみましょう。
また、青色は体感温度を下げる色なので、夏、涼しく感じたいときは、カーテンを青くしたり、淡いブルーの置物をたくさんお部屋に置くと良いですよ。 鎮静と信頼の色。集中力・創造力UPに 青は精神の興奮を抑え安定させる効果があります。
興奮のしすぎやヒステリーに近い状態のとき、心に静けさや平和をもたらし、感情の緊張をほどき、やすらかな気分に導いてくれます。青色の中でも、ターコイズは創造力を高める色です。クリエイティブな仕事をする場所に適します。仕事部屋や子供部屋に取り入れると良いでしょう。
青色はダイエットにも効果的!
自然界にはあまり青い食べ物がないため、青色は食への興味を減らします。 料理をまずく見せ、食欲を衰退させる色でもあります。ダイエットをしている人なら、テーブルクロスを青色にしたり、青白い色の照明を利用したり、積極的に食卓に青色を取り入れてみると食べ過ぎを防げるかもしれませんね。
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