一室多灯と調光でホテルライクな上質空間を
旅先のホテルや夜のレストランで、その雰囲気に気持ちが優雅になり、落ち着くという経験はありませんか?
間接照明を使って部屋全体に陰影を作り出すホテルの空間、個々のテーブルに小さなあかりが配置され、空間全体は落ち着いた雰囲気でありながら、優しい光がお互いの顔をほのかに照らしてくれるレストラン。そんな上質で豊かなあかりに憧れを感じるのではないでしょうか。ぜひリビングでも、あかりを使ってその上質空間を作り出していただきたいと思います。
人には太陽が上ると活動的になり、太陽が沈むと休息に入るという生体リズムがあります。暗さの中にこそ、リラックスを感じるのです。これまでの日本の家庭では明るさが優先されてきましたが、今は必要な場所に必要に応じてあかりを灯すという方法に変わってきています。
前の4つの項では、シーンによってどこにどう照明を当てるかというお話をしましたが、照明の配置が同じでも、点灯する場所、光の強弱によって、雰囲気が変わるという例をご紹介します。リビングで過ごすシーンはいくつかに分けられると思います。家族のだんらんや友人たちを招き人が集うシーン、ダイニングが同じ空間にある場合には食事のシーン、食後にソファでくつろぎながら語り合うシーン、ホームシアターを楽しむシーンなど。点ける場所を選んだり、調光することによって、消費電力も削減され、電気代の節約にもつながります。
また今は、好みのあかりのパターンを記憶し、ワンタッチで切り替えることができるリビングライコンという機器も出ています。シーンごとの点灯パターンや調光(調光タイプのLED・蛍光灯、白熱灯の使用時のみ)を設定しておけば、各々の照明スイッチをオンオフしたり調光の加減を調節したりする手間が省けます。生活スタイルに応じた照明のパターンが作れるのではないでしょうか。
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