庭の木が真っ赤な実をつける</br>家族が喜ぶいい季節

庭の木が真っ赤な実をつける
家族が喜ぶいい季節

我が家のシンボルツリーは「ジューンベリー」。赤い実がなる落葉樹です。今年は実が驚くほどたくさんなりました。青い空に緑の葉っぱと真っ赤な実。見ているだけでもうきうきしてくるものです。更にステキなのは、その実が食べられて結構おいしいということ。
今回はその木の実を家族で収穫したときのお話です。

我が家のシンボルツリーを決めるとき、外構のデザインをしてくれた方が「花も咲くし、実もなるし、紅葉もするし、とても楽しめる木なのよ。」とジューンベリーの木を勧めてくれました。季節を知らせてくれるこの木は、確かに我が家の庭を表情豊かなものにしてくれていると思います。

植えて3年目になる木は、2.5mを超えるほどに大きくなった

植えて3年目になる木は、2.5mを超えるほどに大きくなった

 

大人も子どもも一番楽しみにしている季節は、やはり実をつける初夏。
少し前の晴れた休日の午後、家族でその実を摘みました。息子の手が届く範囲は随分減ってはいましたが(幼稚園の行き帰りに手のひらいっぱいの実をもぎって頬張るのが息子の日課だった)、高いところは鳥が少しついばんでいく程度で、実の重みで枝がたわむほど。
高いところの実は、ベンチに夫が立って採り、私が持つザルに落とす。その隣で息子は実を摘んでは食べ、摘んでは食べるの繰り返し。娘は庭をインラインスケートで滑りながら、気が向けば摘む。何てのんびり、気ままな収穫。時間制限のある果実狩りではこうはいきません。

こんなに採っても、高いところにはまだまだたくさん

こんなに採っても、高いところにはまだまだたくさん。 出来上がったジュースを炭酸で割って飲む。

たくさんとれた実は、ひとしきりそのまま食べた後、夫の発案でジュースにすることになりました。
鍋で煮出した鮮やかな赤色はうっとりするほど。子どもたちも、煮たりこしたり砂糖を計ったり…張り切って手伝ってくれました。
完成し、冷やして炭酸で割ったジュースを飲んだときの子どもたちの表情と言ったら!
家での暮らしが子どもたちの記憶に残るとしたら、こういう日常の延長にあるちょっとしたイベントなのかなぁと思います。
ビジネス街のマンションで生まれ育った私が、自宅の庭に木がある生活の楽しさを知ったのは家を建ててから。
「花が咲き始めたね…春ですね~。」
「気が付けば葉っぱが生い茂っているね…木陰が涼しげだね。」
「葉っぱが散ってはげツルになったねぇ。」

季節の移り変わりに、ジューンベリーの木は家族の話題にのぼります。
木はいい。とてもいい。家族が仲良くなれる気がします。

■エブリー(住まいの広報誌)2017年9月号:2017年8月15日発行

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