北欧の建物がヒントです。 </br>石の蓄熱能力を活かして「ゼロエネルギー」を考えた住宅

北欧の建物がヒントです。
石の蓄熱能力を活かして「ゼロエネルギー」を考えた住宅

公開日 : 2018.6.1

建築 暮らし

すまいポート21で、私が相談にのったお客様は、耐震構造は勿論のこと「断熱の良い、冬暖かく、夏涼しい住まい」で、尚且つ「生活ランニングコストの低い家」を希望される方が大半でした。
すまいポート21の参加企業は、構造や断熱には、細心の注意を払い、また、各社のモットーとポリシーを前面に出して、参加している事が良く解ります。

そこで今回は、「ゼロエネルギー」の暮らしの提案を、ご紹介します。
ゼロエネルギーなんて不可能と、思う方も多いのではないでしょうか。その不可能を、より可能に近づけることが出来る話があるんです。
北欧の街並みを歩いてみると、寒い国なのに、石造りやレンガなどの建物が多いことに気が付きます。
その建物に近づいてみて確認すると、やはり想像通りに、外壁の所々に通気の孔がありました。二重壁構造になっているのです。その中間に、断熱材と空気層を設けて、厳しい季節に対応しているのです。室内も石造りで、冬は、暖炉で火を起こし室内の石壁に蓄熱させて、火が消えても暖かい快適室内をつくっているのです。
ちなみに、石の蓄熱能力は、木材の60倍、空気の200倍あると言います。
また、室内の構造石壁は、風雨に直接さらされずに長持ちもする、一石二鳥の長寿命建築が当たり前の、地球に優しい考え方が、根付いているのだと考えさせられます。
暖房ひとつをとって話をすれば、今、流行のオール電化住宅の蓄熱暖房を、建物自体で行う方法だということです。ならば、「ゼロエネルギー」は、こういう事で近づけるのかと思います。

まずは、
[1]断熱の良い外張り通気断熱工法で、建物全体を包んでしまう。
[2]蓄熱性の良い石造ならぬコンクリート造で、光熱費を抑える。
[3]太陽光発電で売電し、プラスマイナスでゼロにする。

そうなれば、より「ゼロエネルギー」に近づくと思います。
もちろん、冷房もコンクリート躯体に蓄熱できるので、夏も快適です。
現在、政府では、このような建物に対しての、減税特典を考えているようです。
夏の暑さや、冬の寒さにも、一年中快適に生活できる暮らしの提案。
ぜひ参考にしてみてください。

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