「うちのご近所さんは最高!」</br>男たちは飲むたびに いつもそう言う

「うちのご近所さんは最高!」
男たちは飲むたびに いつもそう言う

戸建てに住まう上で避けることが難しいのがご近所づきあい。
どこに住もうか、どんな建物にしようか、は選ぶことができても、周りに住む人は選べません。幸い、我が家のご近所さんは楽しい人ばかり。
今回は、我が家と同じ分譲地内のお宅にある素敵な憩いの場と、それを囲んで集まるご近所さんたちのお話です。

我が家が建っているのは、建築条件なしの分譲地。比較的土地の価格が安い地域であるからか、ゆったりした広さで分譲されており、野菜を育てたり、砂場を作ったり、みんな思い思いの庭にしています。そんな同じ分譲地内のあるお宅の庭には、ご主人自ら建てた「東屋」があり、ご近所さんたちの憩いの場になっています。
休みの日、家の前の道路で子どもたちが遊び、親たちが見守っていると、「焼きそば、やりますか?」とそこのご主人からお声が掛かることがあります。東屋には大谷石と木で作られたバーベキューコンロが常設されているのです。
誘われると、子どもたちだけでなく、パパたちもとっても嬉しそう。東屋で昼間から飲むお酒は、最高に美味しいらしいのです。
前々から準備をして招待してくれるときには、それはそれは素敵な食事が振る舞われます。流しそうめん(竹は知り合いの山から切ってきたらしい)、天然鮎の塩焼き(串はご主人が端材から削った力作)、生ビール(サーバーを持っている)など……。それを、すぐ目の前に田園風景が広がる東屋 でいただけるのだから、お酒が進まないはずがありません。

お酒が入ると、パパたちがいつもする、お気に入りの話があります。
ひとつめ‥子どもたちが大きくなって結婚したい相手を連れてきたら、この東屋で、4人のお父さんたちで面接をしよう。
ふたつめ‥定年してみんな暇になったら、この東屋で飲み屋を開こう。何度もしている話なのに、酔っ払いたちはとても嬉しそうに「いいですね〜それ!」と日本酒片手に盛り上がる。また言ってるよ…と呆れながらも、ビジネス街のマンションで生まれ育った私には、この光景はとてつもなく幸福なものに思えるのです。

家のプランを考えているときには全く念頭になかった「ご近所さん」。
しかし、縁あって近くに住むことになった人たちは、私たちの日々の暮らしに彩りを添えてくれています。

東屋内に常設されたバーベキューコンロ。おいしいつまみを囲んで、パパたちの宴は盛り上がる

 

鮎を炭火で焼くための器具も。子どもたちのお楽しみはこの後の「焼きマシュマロ」

炭火で焼いた焼き鳥は、大人も子どもも大好きなメニュー

東屋に向かい合ったウッドデッキで、流しそうめんを楽しむ

 

■エブリー(住まいの広報誌)2016年9月号:2016年8月15日号

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