家を建てておよそ3年が過ぎました。慌ただしい毎日の中で意識することは少ないけれど、ふと振り返ると、子どもの成長と共に暮らしも少しずつ変 わってきたな、と感じます。
暮らしが変わると、変えていかなければならないのが収納。
今回は我が家の「変化していく収納」についてのお話です。
我が家には、私たちが「セカンドリビング」と呼ぶ、リビングに隣接した洋室があります。現在は子どもたちのおもちゃ部屋として使用していますが、 ライフスタイルの変化によって使い方が変わるだろうと予想している部屋です。そこにある幅一間、奥行30センチのオープン棚は、この3年間で収納するものが随分と変わりました。
引っ越してきたのは、娘が幼稚園の年中さん、息子が2歳になったばかりの頃。当時の写真を見ると、この棚にはおままごとセットや色とりどりのボールなど、一目で小さい子向けと分かるモノが置かれていました。小学生になった娘の、細かい手芸材料や習い事のバッグが場所を取るようになった今の棚とは、随分と様子が違うのです。
“子どもたち、いつのまにか大きくなったんだなぁ。” 棚に置かれたモノをまじまじと見ると、そんな風に感じます。
引っ越してきたのは、娘が幼稚園の年中さん、息子が2歳になったばかりの頃。当時の写真を見ると、この棚にはおままごとセットや色とりどりのボールなど、一目で小さい子向けと分かるモノが置かれていました。小学生になった娘の、細かい手芸材料や習い事のバッグが場所を取るようになった今の棚とは、随分と様子が違うのです。
“子どもたち、いつのまにか大きくなったんだなぁ。” 棚に置かれたモノをまじまじと見ると、そんな風に感じます。
意識しているのは、新しいモノが増えたら、優先順位をつけてよく使うモノだけをこの棚に置くこと。そしてその置き方を子どもと一緒に決めること。
自分の持ち物の場所を決め、自分でラベルを作って貼るというのは、子どもたちの好きな仕事のひとつです。大好きな家で心地よく暮らしていくために、ちょっとだけ収納に手を掛け、子どもでも出しやすく仕舞いやすい状態にする、私が大切にしたいことです。
あと2~3年もしたら、上の子はもうこんな分かりやすいおもちゃでは遊ばなくなるのでしょうか。その頃には、セカンドリビングに子どもの机を並べて、ちょっと落ち着ける勉強部屋にしてもいいかな。そうなったら、このオープン棚には教科書類がずらっと並ぶのでしょうね。2階の子ども部屋で勉強するというのなら、ここは私たち夫婦の衣類置き場にしてもいいかもしれない。そんなことを、夫や子どもたちと、ああでもないこうでもないと相談するのを想像すると、今からわくわくしてきます。
家は変わらない、けど部屋や収納の使い方は変わる。それはとても素敵なことのような気がするのは、私だけでしょうか。
■エブリー(住まいの広報誌)11月号:2016年10月15日発行
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