エネルギーを自給するZEHという住まいの形が人気を集めています。
そんなZEHを注文住宅で購入されるときに気になるのが資金計画ですよね。
そこでこの記事では、ZEHのローン制度、またその優遇制度について解説します。
どんなローン制度、優遇があるのか
エネルギーを自給自足するecoな住宅として人気を集めているZEHですが、新築で建てるときにどのような資金計画を考える必要があるのでしょうか。
一般的な住宅に比べ、断熱性能、省エネ性能、エネルギーを創出するための太陽光発電の設置などで初期費用がかかるZEHには、いくつか建築費用の優遇措置があります。
今回は、その中でもフラット35SとZEH支援事業による補助金についてご紹介します。
フラット35S
フラット35は住宅ローンの定番ですよね。
35年間全期間固定金利で組むことができることからこの名前がついている住宅ローンですが、実は金利を引き下げることができるフラット35Sという仕組みがあります。
*フラット35Sとは
一般的なフラット35で求められる条件より厳しい条件を満たした住宅に適用される制度がフラット35Sです。
そのメリットとして、借り入れを開始した時期から5年から10年間の当初金利が減り、長期的にみた利息の負担が軽くなることが挙げられます。
*適用される条件
フラット35Sを利用するためには通常のフラット35の条件に合わせ、追加で条件を満たす必要があります。
省エネルギー性、耐震性、バリアフリー性、耐久性・可変性といった条件のうちどれか一つでも条件に達することで適用されます。ZEHは高い省エネルギー性を持ちますので、これらの条件を満たすことが比較的簡単です。
補助金
日本政府は地球環境への影響を考え、ecoな住宅であるZEHの普及に取り組んでいます。
そこでZEHの条件を満たした住宅には補助金が交付されることになっています。その金額は年によって異なり、平成30年度は定額で70万円が補助金として交付されます。また蓄電システムを導入した住宅はこれに合わせて30万円を受給することができます。
*受給のための条件
補助金を受給するためには条件を満たす必要があります。
この条件は住宅がZEHの条件を満たすことと等しく、強化外皮基準、一次エネルギー消費量の削減、再生可能エネルギーの導入などがあります。
注文住宅でこれらの条件を満たした住宅を実現させるためにはZHEビルダーに依頼をし、注文住宅を設計、建設することが必要です。
□おわりに
この記事では注文住宅でZEHを購入する際に利用できる住宅ローンと補助金についてご紹介しましたがいかがでしたか?
ZEHはどうしても建築費や初期費用がかかってしまいます。
今回ご紹介した制度を利用して賢く資金計画を立てましょう。
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